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4K TV出荷額が初の6割突破、台数は33.4%に。TV全体は87.3%、JEITA11月統計

 電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2016年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。11月の電子機器の出荷金額は前年同月比103.1%の1,200億円。内訳は、映像機器が同100.1%の624億円、オーディオ関連機器は同109.3%の85億円。カーAVC機器は同106.1%の491億円。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 11月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比87.3%の42万7,000台。このうち、4K対応テレビは前年比173%の14万3,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は33.4%と、統計開始以来初めて3割を突破した。また。4Kテレビの出荷金額は264億円となり、薄型テレビ全体の出荷金額417億円に占める割合が63.4%で、初の6割突破を記録した。

 ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比105%の18万6,000台。テレビ全体における割合は43.6%となり、こちらは初の4割突破となった。

 サイズ別では、29型以下が同68.7%の8万8,000台、30〜36型が同74.2%の11万1,000台、37〜49型が同108.6%の14万9,000台、50型以上が同106.1%の7万9,000台。構成比は順に20.6%、26.1%、34.8%、18.6%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比102.2%の27万6,000台。内訳は、BDレコーダが同105.7%の22万4,000台、BDプレーヤーが同89.4%の5万2,000台。DVDビデオは同92.2%の4万6,000台。ビデオカメラは同98.5%の6万台だった。

 システムオーディオの出荷台数は9万7,000台。スピーカーシステムは5万8,000台。ステレオヘッドフォンは前年比114.3%の72万9,000台。ラジオ受信機は前年同月比98.1%の10万9,000台、ICレコーダは同55%の6万3,000台で、どちらも2カ月連続マイナスだった。

 カーAVメインユニットは前年比98.9%の24万4,000台で8カ月連続マイナス。カーナビは前年同月比106.4%の46万3,000台で8カ月連続プラスとなった。