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ソニー初のUHD BDプレーヤー「UBP-X800」は春発売。Atmos対応AVアンプ/サウンドバーも

 ソニーは4日(米国時間)、同社初となる4K Ultra HD Blu-rayプレーヤー「UBP-X800」、Dolby Atmos対応のサウンドバー最上位「HT-ST5000」、Atmos/DTS:X対応のAVアンプ「STR-DN1080」を発表した。いずれも価格は未定で、米国で今年の春に発売する予定。

UHD BDプレーヤー「UBP-X800」

UHD BDプレーヤー「UBP-X800」

 ソニー初のUHD BDプレーヤー。UHD BDの4K/HDR映像に対応し、従来のBDプレーヤーの2倍の色域を実現するBT.2020もサポートする。開発にあたっては、ソニー・ピクチャーズも協力している。

 ドライブはソニーが開発した「Precision HDドライブ」で、SACDやDVDビデオ、DVDオーディオなどの再生もサポート。

 ネットワークプレーヤー機能も備え、ハイレゾ音楽再生もサポート。PCMは192kHz/24bit、DSD 11.2MHzまでの再生が可能。様々な信号をアップサンプリングして再生する独自のDSEE HXも搭載する。Bluetooth送信機も備え、Bluetoothヘッドフォンで音を聴く事もできる。

 映像配信サービスもサポート。Netflixなどの4Kストリーミング配信も表示でき、SDやHDコンテンツを4Kにアップスケーリング再生する事も可能。また、4K SDRのテレビに4K HDRコンテンツを再生する際に、独自のアルゴリズムで適切な明るさと色のグラデーションを再現する事もできる。

 剛性の高いフレーム&ビーム(FB)シャーシを採用。ハニカム天板、SFヒートシンク、オフセットインシュレータなどにより、空気や機械的な振動の影響を低減している。

AVアンプ「STR-DN1080」

 ソニーの基本的なアンプ設計手法をベースにしつつ、オブジェクトベースのオーディオに対応。Dolby Atmos、DTS:XをサポートしたAVアンプ。

 独自の「Phantom Surround Backテクノロジー」を使うことで、5.1.2chのスピーカーで、7.1.2chのサラウンドが楽しめるという。

 自動音場補正の「D.C.A.C. EX」を搭載。自動位相整合(APM)技術を採用した、「Advanced DCAC 2」も装備する。これらにより、理想的なスピーカー構成や設置が難しい環境でも、シームレスに統合されたサラウンド再生ができるという。

 HDMIは6入力、2出力を備え、HDCP 2.2に準拠。4K/60p/4:4:4もサポートする。4K映像とマルチチャンネルオーディオを、2つの異なるゾーンに同時に出力する事も可能。BT.2020もサポートする。

 ネットワークオーディオプレーヤー機能も備え、DSDのネイティブ再生も可能。USB、Bluetooth、Spotify Connect、Wireless Multi-Room機能も搭載。Chromecast機能も内蔵している。

Atmos対応のサウンドバー「HT-ST5000」

 Dolby Atmosに対応した新フラッグシップサウンドバー。7.1.2ch、800Wの出力が可能。4K/HDR映像もサポートしている。

Atmos対応のサウンドバー「HT-ST5000」

 HDMI入力は3系統、出力はHDMI ARC対応の端子を1系統備える。HDCP 2.2に対応。USB入力、Bluetooth、NFC、光デジタル入力、アナログ音声入力も備えている。

 対話型の音声アシスタントサービス「Google Home」にも対応しており、声でST5000の音量を調整したり、再生操作が可能。

 このST5000とは別に、薄型でスタイリッシュな4K/HDR対応サウンドバーとして「HT-CT800」というモデルもラインナップ。このモデルはドルビーTrueHD、DTS-HD Master Audioまでの対応となる。

 他にも、2つのフロントスピーカーとS-Force PROフロントサラウンド技術を用いて、省スペースでサラウンド再生できる「HT-MT300」、このモデルにChromecast機能やSpotifyへの対応を盛り込んだ「HT-MT500」などのモデルも用意する。