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4DX映画に“熱風”が導入。25日公開「キングコング:髑髏島の巨神」から

 CJ 4DPLEXは、映画館の体感型アトラクションシアター「4DX」の19番目のエフェクトとなる「熱風」を、3月25日より導入すると発表した。同日より公開される「キングコング:髑髏島の巨神」から採用される。

 4DXは、椅子が動き、風、水、香りなどのエフェクトが映画のシーンに合わせて連動することで、より没入感のある鑑賞体験ができるというもの。

 熱風が新たに導入されるのは、ユナイテッド・シネマ、シネマサンシャインの一部を含む計9劇場。2年間の調査、テストを経て導入に至ったもので、映画のシーンに合わせて、座席の背もたれ上部にある装置から約35度の風が吹き出す。

 4Dシアターにおける熱風のエフェクトは、他社に先駆け、全世界に先行して日本が最初の導入になるという。今回の熱風を含め、「19種類の多彩なエフェクトが映画の臨場感を高め、まるで映画の中にいるような体験を提供する」としている。

「熱風」導入劇場

ユナイテッド・シネマ新座、としまえん、キャナルシティ13、熊本
シネマサンシャイン大和郡山
USシネマちはら台、つくば、パルナ稲敷
フォーラム那須塩原

 最初の対応作品となるのは、3月25日公開の「キングコング:髑髏島の巨神」。4DXの熱風の導入は、「世界中の映画製作スタジオの興味を惹き、数々の作品から熱風を加えて上映したいとラブコールを受けた」という。その中で、ハリウッドの「GODZILLA ゴジラ」チームによる暴走アドベンチャー・アトラクション超大作となる「キングコング:髑髏島の巨神」からの導入を決定。劇中では、火災や爆発シーン、燃えるような夕陽のシーンで熱風エフェクトを体験可能としている。

キングコング:髑髏島の巨神
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED

4DXエフェクト演出スタッフが語る「キングコング:髑髏島の巨神」4DX版の見どころ

1.キングコングの超ド級のスケールを体感せよ
本作のキングコングは30メートルを超える最大級の大きさです。文字通りキング級であり、その巨大な身体から繰り出される爆発的な力は4DXの動きと効果によって、観客をハラハラドキドキさせます。前後左右上下に動く座席のモーションと足元で動くティックラー効果でコングの規格外の迫力、そして強さを体感するでしょう。
2.次々と襲いかかる巨獣たちに驚愕
髑髏島では、キングコング以外にも様々な生き物が出現します。バンブー・スパイダーやスケル・バッファロー、そしてスカル・クローラーといった巨大なモンスターたちが次々と襲いかかるシーンでは、座席が突然激しく揺れたり、頭上でエアーショットが放たれたりします。さまざまな4DX効果で襲いかかる巨獣たちに観客は驚愕し、息もつかせぬ恐怖を感じさせるでしょう。
3.登場人物たちと一緒に神秘の島を探検
太平洋の孤島“スカル・アイランド(髑髏島)”に足を踏み入れた調査隊。神秘の島と言われる未開の土地の雄大な自然が4DXの風や霧、そして香りによって表現されます。三つの大陸で6ヶ月間に渡り撮影されたこの映画は、神秘的な自然の映像美にあふれています。臨場感をより高める4DXエフェクトによりまるで自分が調査隊に加わり神秘の島を探検している気分にさせるでしょう。