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VR対応Webブラウザ「Chrome VR」、Daydream向けに今夏登場

 Googleは米国時間の18日、開発者向けイベント「Google I/O 2017」において、VR技術Daydreamの次のアップデートとなるVer.2.0「Euphrates」(ユーフラテス)について紹介。この中で、WebブラウザのVR対応版「Chrome VR」を、Daydream向けに今夏より提供すると発表した。

現在提供されているCardboard向けのVRコンテンツ画面

 Google I/Oのプレゼンテーションでは、WebでVRコンテンツを手軽に楽しむための開発者向けツールなどを提供する取り組みなどを紹介。モバイルVRヘッドセットで高品質なVRコンテンツを楽しめる「Seurat」を'17年後半に提供することなどを説明した。

 スマートフォンやパソコンなどのブラウザでVRコンテンツが楽しめるWebVRについてはGoogleは既に導入しており、新たにVR空間でWebブラウジングができるChrome VRを開発中。今夏よりDaydream向けに提供開始する。Web向けのARにも対応予定であることも明らかにしており、ChromiumとAR APIの実験ビルド(experimental build)をリリースし、試用可能となっている。