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オリンパス、クリアなステレオ録音のICレコーダ。語学向け機能強化、感度自動調整
2017年5月31日 13:23
オリンパスは、ステレオマイクと録音レベルの自動調整機能を備えるICレコーダ2機種を6月16日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、8GBメモリ内蔵でUSB充電にも対応する「V-863」が8,980円前後。4GBの「V-862」が7,480円前後。カラーは、V-863がピアノブラックとシャンパンゴールド、V-862がシルバーとホワイトの各2色。
ビジネスや語学学習向けの機能を備えた、「Voice-Trek(ボイストレック)」シリーズの新製品。低ノイズ化した2つの指向性マイクを90度の角度で外側に向けた「トゥルーステレオマイク」と、録音する環境や音声の大小に合わせてマイク感度を自動調整する「ボイスチェイサー」を搭載。発言者とICレコーダの遠近差を少なくして、「声が小さすぎる」「音が割れて聴こえにくい」などの失敗を防ぐという。録音形式はMP3のみで、128kbps、64kbps(mono)、8kbps(mono)から選択可能。正面に液晶画面を備え、録音設定などを確認できる。
語学学習の音声ファイル用のミュージックフォルダや、ポッドキャストフォルダを備え、最大400個までのフォルダ分けに対応。シャドーイング再生にも対応し、再生時にA-B区間を設定し、再生音(手本)のあとに発話を繰り返してトレーニング。語学の学習時などに利用する機能で、再生速度を落とす「ゆっくり」再生モードも選べる。
また、録音した日付で音声ファイルを探せる「カレンダー検索」や、未再生ファイルを優先して並べる機能なども備え、使い勝手を向上させた。
音声に反応して録音を開始/停止する「音声起動録音(VCVA)」に対応。空調など300Hz以下の音を自動カットして録音する「ローカットフィルター」や、設定したレベルより音量が大きくなると自動でインデックスマークを設定する「オートインデックス」も採用。
録音音声の再生機能として、空調ノイズなどを低減するノイズキャンセル機能や、聴きやすい音量に自動調整する「ボイスバランサー」、音が歪まない範囲で再生音量を自動補正する「ノーマライズ」を備える。
内蔵メモリに加え、microSDカードスロットも備え、最大32GBまでのmicroSD/SDHCカードを使用可能。パソコンへのデータ転送用のUSB端子を備える。3.5mmミニのイヤフォン出力とマイク入力、出力250mW(8Ω)のスピーカーも備える。
単4アルカリ電池2本で最長110時間録音可能。V-863には単4形ニッケル水素充電池が付属し、USB充電も行なえる。外形寸法は111.5×39×18mm(縦×横×厚さ)、電池を含む重量は77g。