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フェンダー、最上位モニターイヤフォン「FXA11」。ハイブリッド型5ドライバ

 フェンダーミュージック(FENDER)は、モニターイヤフォンの最上位モデルとして、ハイブリッド型で計5ドライバを搭載した「FXA11」(FXA11-TUNGSTEN)を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15万8,000円前後。

フェンダー、最上位モニターイヤフォン「FXA11」。ハイブリッド型5ドライバ FXA11
FXA11

 同社インイヤモニターシリーズの最上位機で、「常に高いレベルのステージングを要求されるプロフェッショナルの現場でも対応可能なハイエンドモデル。70年以上の歴史を誇るフェンダーが技術の粋を集め、最高のクラフトマンシップにより作り上げた、臨場感あふれる極上サウンド」としている。

 ドライバはダイナミック型1基とバランスド・アーマチュア(BA)型4基のハイブリッド構成。北米で特許を持つハイブリッド・イヤーモニター・テクノロジーを採用し、「音の分離が良く、音量を上げても歪みのないクリアなサウンドで、低音はフェンダーのインイヤーモニターらしいダイナミックなベーストーン」に仕上げた。

 新開発のダイナミック型ドライバは、FXAシリーズで最大の14.2mm径。エッジと振動板が個別の素材から作られ、エッジがしっかりと振動板を支え、レスポンスを向上。大口径ながらエネルギーを減衰させず、歪みの少ない、迫力のある低域を再現。「低音を畳み掛けるだけでなく、精緻に再現された豊かな低域を楽しめる」としており、長時間にわたり大音量で聴いても聴き疲れしないという。

 BAドライバもハイブリッド向けに新開発されており、高域2基、中域2基を搭載。ダイナミック型と合わせて5基のドライバを、フェンダーオリジナルのアレイシステム設計と、最小規模のネットワークで構成。フェンダーらしい低域再生を実現するという「GROOVE TUNED BASS PORT」も備える。

 ハウジングは「3Dデジタル・ハイブリット・プリンター」で作られ、高い密閉性を確保。フィット感が高い特許出願中のイヤーピースと組み合わせて最大で23dBの遮音性を持ち、音楽にフォーカスできるという。シェルはハイグロスなブルーカラーで、マットチタンカラーのカバープレートには、音質を考慮したベント(穴)を設けている。フェンダーブランド「F」ロゴデザインも配している。

フェンダー、最上位モニターイヤフォン「FXA11」。ハイブリッド型5ドライバ

 ケーブルは着脱式で、コネクタは2ピン。強固で外れにくく、激しいステージパフォーマンスにも耐えるという。ローインピーダンス・トリプルシルバープレートケーブルが付属し、プレーヤー側のプラグが3.5mmのケーブルに加え、3芯設計の2.5mmバランスケーブルも同梱。銀メッキ仕上げの低酸素銅を採用し、不要なノイズを抑えるだけではなく、優れた伝導性と高域の再生を実現するという。

 再生周波数帯域は8Hz~22kHz、インピーダンスは43Ω、感度は108dB。キャリングケースや標準プラグアダプタ、イヤーピースのSURE SEAL TIPS(4サイズ)、クリーニングツールなどを同梱する。

フェンダー、最上位モニターイヤフォン「FXA11」。ハイブリッド型5ドライバ