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RoonやKazoo対応のiCATネットワークプレーヤー/サーバー。独自OSで遅延を低減
2017年11月24日 12:42
DEEは、米iCATのRoon対応ネットワークオーディオプレーヤー/サーバー「AVC-Dx3L-LTDシリーズ」を12月1日より発売する。価格は、CPUに第7世代Intel Core-i7を搭載した「AVC-D73-LTD」が57万円、第7世代Intel Core-i5搭載の「AVC-D53-LTD」が53万円。
両機種ともRoon対応のネットワークプレーヤーで、4TB HDD×2搭載のサーバーとしても利用可能。Roonの永久ライセンスも付属する。6月に発売した「AVC-Dx3L-4K」をベースに、ハードウェアの応答性を高めるというチューニングを施したリアルタイムOSを搭載。音楽再生時のハードウェアレベルでのレイテンシーを改善。ストレージは別筐体に分離してHDDからのノイズを遮断。RAID 0/1、SPINに対応している。システムレベルのレイテンシーは標準仕様モデル比で約40%向上したという。
Roon対応のオーディオプレーヤーとして、タブレットやスマホから全ての操作が可能。また、手持ちのAirplay対応ネットワークプレーヤーやUSB DACをRoon Ready機器としても使用できるという。
プレーヤーソフトには、iCAT Real Time OS版HQPlayerを搭載。また、JRiver Media Centerの64bit Real Time版も備え、JRiverベースでタブレットやスマホからの操作で再生できる。
また、別売の光学ドライブを接続することで、CDトランスポーターとして利用可能。CDのアップサンプリングやDSD変換してのダイレクト再生もできる。
LINNのコントロールアプリケーション「Kazoo」から操作可能なLINN互換モードを搭載。また、音楽サーバーとして、LINNのオーディオ機器でDSDファイルを再生させることも可能。DLNA(UPnP)サーバーや、iTunesサーバー機能も搭載する。
音楽配信サービスのSpotifyとも連携。タブレットやPCのSpotifyから再生できる。TIDAL(日本では未サービス)にも対応する。
Roon、JRiver、DLNA/iTunesサーバーなどのすべての環境で、音楽データを一元管理可能。LANケーブルと電源を接続すると、PCからはNASとして認識されるため、PC内の音楽データをネットワークフォルダにコピーすることでそれぞれの方式で音楽再生可能となる。
USB DAC専用の独立USB端子を装備。他のUSBに接続されたUSB機器からのノイズを切り離せるという。専用の200Wリニア電源も付属する。外形寸法と重量も共通で、本体が429×58×205mm、3.6kg、ストレージが155×22×158mm、1kg。電源が186×70×252mm 6.5kg。
既存モデルAVC-Dx、AVC-Exモデルのユーザー向けに、アップグレードキットも用意する。