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バッファロー、4K動画の通信優先モードを搭載した陶器のようなWi-Fiルーター

 バッファローは、快適な4K動画配信の視聴を可能にする「4Kモード」を搭載し、高速Wi-Fi規格のIEEE 802.11ac 2×2にも対応したトライバンドWi-Fiルーター「WTR-M2133HP」を発売する。価格は27,700円。カラーによって発売時期が異なり、パールホワイトグレージュ(WTR-M2133HP)が2018年1月上旬、パールローズグレージュ(WTR-M2133HP-PR)が2018年2月上旬。

「WTR-M2133HP」パールローズグレージュモデル

 IEEE 802.11acに対応した2つの5GHz帯(W52・W53、W56)と、1つの2.4GHz帯の計3つの周波数帯域の同時通信に対応した「トライバンド」仕様のWi-Fiルーター。3つの周波数帯域で混雑を解消し、快適な通信を実現するという。

パールホワイトグレージュ

 さらに、接続機器を判別する「機器判別機能」、他のWi-Fi機器や電子レンジなどのWi-Fi以外の機器から発生する干渉ノイズを自動で検知して回避する「干渉波自動回避機能」、つながっている端末を5GHz帯、2.4GHz帯のどちらか混雑していない方へ自動で接続を切り替え通信の混雑を解消する「バンドステアリング」も備え、帯域の混雑を解消する。

 また、NTTぷららの動画配信サービス「ひかりTV 4K」など、安定した大容量通信が必要な4K動画配信を快適に楽しむために、通信の優先順位を設定する「アドバンスドQoS」機能の中に、4K動画の配信を優先する新機能「4Kモード」を搭載した。「ひかりTV 4K」で動作確認済みだという。

 次世代ネットワーク網「IPv6」にも対応する。

 本体には前後0~90度、横方向0~270度に可動できる指向性アンテナを搭載。従来モデルの「WSR-1166DHP3」と比べ、約1.5倍の通信速度を実現。対応スマートフォン・タブレットの通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」もサポート。室内を移動する端末を自動追尾し、強力に接続できるとする。

 発売に合わせて、専用スマホアプリ「WTR Manager」(iOS/Android用、無料)も提供。接続している機器の状況をスマホで確認できる。また、「WTR Manager」対応の専用中継機「WEM-1266」も近日発売予定。WTR-M2133HPシリーズとWEM-1266を組み合わせる事で、家じゅうまるごとカバーできる広範囲なWi-Fiネットワークを構築できるとする。

「WTR Manager」対応の専用中継機「WEM-1266」

 本体のデザインは、「軽快感と広範囲に電波を送受信するイメージを表現した」という白い円盤に、「電波が飛ぶ方向を視覚的にイメージした」という外部アンテナを組み合わせており、全体的に光沢を抑えた陶器のような質感と落ち着きのある配色を採用。「高級家具などインテリアとの親和性や機能美が高い新機軸のデザインを採用した」という。

 最大転送速度はIEEE 802.11acで866Mbps、11nで400Mbps、11a/gで54Mbps、11bで11Mbps。LAN端子は最大1,000Mbpsのポート×3を搭載。USB 3.0端子も備えている。最大消費電力は18.2W。外形寸法は231×70×231mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約970g。

端子部