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ESS DAC 2基で4万円のDSD 11.2MHz対応DAC/ヘッドフォンアンプ
2017年12月18日 14:47
Amulechは、最大384kHz/32bitまでのPCMとDSD 11.2MHzの再生に対応するUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「AL-38432DQ」を18日より発売する。価格は40,000円。直販サイトでは39,900円(税込)で販売している。
ESS製のDAC「ES9028Q2M」を左右独立で計2基搭載し、デュアルモノラルで使用することでダイナミックレンジ129dBに対して+2dBアップさせ、チャンネルセパレーションの向上も図った。2系統の±1.0ppmの高精度TCXOクロック(24.576MHz/22.5792MHz)も搭載。24.576MHzでは48/96/192/384kHz、22.5792MHzは 44.1/88.2/176.4/352.8kHzの各周波数に対応し、「理想的なD/A変換を行ない、ピュアなサウンドを創り出す」としている。
入力は、リニアPCM 384kHz/32bitとDSD 11.2MHz対応のUSBと、192kHz/24bit対応の同軸デジタル、光デジタルが各1系統。出力は、標準ヘッドフォン出力とアナログ音声出力(RCA)を各1系統備える。パソコン接続時の対応OSはWindows Vista/7/8/8.1/10と、Mac OS X 10.6.8以降。Windows専用ドライバを同梱。MacはOS標準ドライバで動作する。
DSD(DSF/DFF/DIFF/DSDIFF)再生は、ASIO 2.1とDoP(DSD over PCM)の両方に対応し、Windows用「foobar2000」やMac用「Audirvana Plus」などのDSD対応プレーヤーソフトを使うことでDSDネイティブ再生が可能。ただし、DSD 11.2MHzのネイティブ再生は WindowsでASIO利用時のみ対応する。MacではDSD 5.6MHzまで(DoP方式)。
ヘッドフォンの音量調整は電子ボリューム式。ボリューム値の微調整が可能な「SMV」(スムージングボリューム)を採用し、ヘッドフォンに最適な音量で聴けるとする。出力は最大130mW×2ch(32Ω)、65mW×2ch(64Ω)、35mW×2ch(250Ω)。ヘッドフォンの対応インピーダンスは16~250Ω。
ヘッドフォン出力とライン出力は、ロータリーエンコーダに備えたプッシュスイッチで切り替えられる。ヘッドフォンを繋ぐとライン出力を無効にできるモードも備える。
電源は付属のACアダプタを利用する。消費電流は120mA。外形寸法は144×127×53mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約630g。