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ソニー、2万円台でHDMI接続やBluetooth対応のサウンドバー2機種

 ソニーは、ホームシアター市場の裾野を広げるためのベーシックモデルとして、価格を抑えたサウンドバー2機種を発売する。価格はオープンプライス。発売時期と店頭予想価格は、コンパクトな「HT-S200F」が1月27日発売で28,000円前後、シンプルな「HT-S100F」が2月17日発売で23,000円前後。

ソニーのサウンドバー「HT-S200F」

 サウンドバー導入の際に障壁となる価格を抑えた2製品。「HT-S200F」は横幅580mmとコンパクトながら、HDMIやサブウーファを内蔵、「欲しかったものを、これ一本に」まとめたモデルとして訴求。外形寸法は580×95×64mm(幅×奥行き×高さ)。カラーバリエーションはチャコールブラックとクリームホワイト。

「HT-S200F」のチャコールブラック

 「HT-S100F」は横幅900mmだが、奥行きはS200Fよりもスリムな88mmに抑えている。「人の声をすっきりクリアに」楽しめるシンプルなモデルとして訴求する。外形寸法は900×88×64mm(幅×奥行き×高さ)。

HT-S100F

 どちらもBluetooth受信機能を備え、スマートフォンなどと接続し、ワイヤレススピーカーとして使うこともできる。コーデックはSBCをサポートする。

HT-S200F

 HT-S200Fは、フロントの両端に46mm径のユニットを配置。さらに、70mm径のサブウーファを1基、下向きに搭載。2.1chスピーカーとなる。

 サブウーファで低域を補っているほか、スピーカー両端のバスレフ効果も使い、深い低域を再現できるという。振動対策のため、ゴム脚も要所に配置した。

「HT-S200F」のクリームホワイト

 HDMI端子を備え、ARCに対応。フォーマットはドルビーデジタル、リニアPCM、AACに対応。DTSには非対応。サラウンド機能として、S-FORCE PRO フロントサラウンドを搭載し、映画/ミュージック/スタンダードの3種類からサウンドフィールドを選択する機能も用意。S-Masterデジタルアンプを搭載する。

側面のバスレフポート
底部にウーファを備えている

 USB端子も備え、USBメモリに保存したWAV/AAC/MP3/WMAの再生も可能。光デジタル入力端子も備えている。

 出力は、フロントが25W×2、サブウーファが30W×1で、合計100W。重量は2.3kg。消費電力は25W。

付属のリモコン

HT-S100F

 フロントの両端に25mm径のツイータを装備。その隣に、48×90mm径のウーファを搭載、合計4ユニットを内蔵している。総合出力は100W。重量は2.4kg。消費電力は30W。

HT-S100F

 HDMI端子を備え、ARCに対応。フォーマットはドルビーデジタル、リニアPCM、AACに対応。サラウンド機能として、S-FORCEフロントサラウンドを搭載する。S-Masterデジタルアンプを搭載している。

 USB端子も備え、USBメモリに保存したWAV/AAC/MP3/WMAの再生も可能。48kHz/24bitまでの対応となる。光デジタル入力端子も備えている。

音を聴いてみる

 価格を抑えた製品だが、テレビ内蔵スピーカーとのクオリティの違いは大きく、音場の立体感、レンジの広さ、1つ1つの音の分離も明瞭になり、アナウンサーの声や映画の音など、大幅に向上。迫力だけでなく、聴き取りやすくなるのもポイントだ。

HT-S200F

 音の傾向の違いとして、HT-S200Fはコンパクトながらサブウーファを搭載し、音圧豊かでパワフルなサウンドが楽しめる。

 HT-S100Fは、重低音の深さではHT-S200Fに及ばないが、横長エンクロージャを活用し、ストレートで自然なサウンドが好印象。Bluetoothで音楽を聴く場合などでも、素直なサウンドが楽しめるモデルだ。

HT-S100F