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オーテク、フルマニュアルのレコードプレーヤーや初のピュアデジタルBluetoothイヤフォン
2018年1月12日 16:02
オーディオテクニカは、「CES 2018」においてアナログレコードプレーヤー「AT-LP7」や、ノイズキャンセリング搭載Bluetoothヘッドフォン「QuietPoint ATH-ANC700BT」などの新機種を出展。さらに、ユニットまでフルデジタルで伝送する「ピュアデジタルドライブ」採用のBluetoothイヤフォン「ATH-DSR5BT」も披露した。これらの日本国内での発売は未定。
同社は今回のCESにおいて、ワイヤレスヘッドフォンのバリエーションを拡大する方針を示したほか、アナログプレーヤーにも“フルマニュアル”のベルトドライブモデル「AT-LP7」や、最上位MCカートリッジ「AT-ART1000」を投入。デジタルからアナログまで幅広い製品を発表した。
アナログプレーヤー「AT-LP7」
カートリッジに始まり、50年以上に渡ってオーディオテクニカが培ったレコード再生の技術を投入したというプレーヤー。3月発売で価格は約799ドル。
ベルトドライブ式で、カートリッジは「VM520EB」が付属する。トーンアームはJ字型。フォノ/ラインプリアンプの切り替えが可能。プラッタは20mm厚で、筐体には40mm厚のMDFを使用している。MM/MCフォノアンプを内蔵する。
NC搭載Bluetoothヘッドフォン「ATH-ANC700BT」
ノイズキャンセリングに対応したQuietPointシリーズのBluetoothヘッドフォン。再生周波数帯域5Hz~40kHzのハイレゾ対応ながら、価格を約199ドルに抑えている。発売は3月を予定。
Bluetoothの対応コーデックはAAC/aptX/SBC。BluetoothとNC利用で25時間の連続使用に対応する。付属のステレオミニケーブルによる有線接続も可能。本体カラーはグレーとマットブラック。
フルデジタル伝送のBluetoothイヤフォン「ATH-DSR5BT」
Trigence SemiconductorのDnote技術を採用した「ピュアデジタルドライブ」を、イヤフォンで初めて採用したモデル。'18年春発売で、価格は約399ドル。
装着はネックバンド型。Bluetoothの対応コーデックはaptX/aptX HD/AAC/SBCで、最大48kHz/24bitでBluetooth伝送できる。
ダイナミック型で9.8mmと8.8mmの2基を使ったプッシュプル動作のユニットに、チップセットからダイレクトにデジタル信号を伝送可能にする「Dual-Phase Push-Pull D/A Drivers」を、Trigence Semiconductorと共同開発して搭載した。内蔵バッテリでの連続使用時間は8時間で、待ち受けは500時間。