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オーテク、高純度伝送ピュア・デジタル・ドライブをイヤフォンに投入「ATH-DSR5BT」
2018年3月1日 11:45
オーディオテクニカは、デジタル信号をドライバーまで高純度伝送する「ピュア・デジタル・ドライブ」技術を採用した、ネックバンド型のBluetoothイヤフォン「ATH-DSR5BT」を3月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。
オーディオテクニカは、音響技術と「ATH-DN1000USB」で培ったフルデジタル技術を組み合わせ、2016年に独自の「ピュア・デジタル・ドライブ」を開発。その技術を搭載したヘッドフォンとして「ATH-DSR9BT」と「ATH-DSR7BT」を発売している。新モデルの「ATH-DSR5BT」は、ピュア・デジタル・ドライブをイヤフォンに搭載しているのが特徴。
ピュア・デジタル・ドライブは、ワイヤレスのデジタル信号をドライバまで高純度伝送し、空気振動で音声へとダイレクト変換する。デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅する過程で音質が劣化・減衰するのを防げるという技術。
ATH-DSR5BTでは、Trigence Semiconductorとオーディオテクニカが共同開発したD/Dコンバータ「AT1962」を搭載。ダイナミックレンジを拡張するバーチャルコイルテクノロジーを搭載しており、「優れた分解能により、冴え冴えとしたサウンドを再現する」という。
ユニットは、独自設計の「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」。デジタル音声信号をダイレクトに音に変換するもので、9.8mm径のドライバと、8.8mm径ドライバを対向配置。駆動力とリニアドライブ(前後直進運動)を向上させるというもので、ドライバの小型化による装着性を追求と、高レスポンス再生、広帯域で歪のない再生ができるという。
ハウジングには、不要共振を抑えるフルメタルボディを採用。
Bluetoothは4.2に準拠、コーデックはaptX、aptX HD、AAC、SBCに対応。コーデックはA2DP、AVRCP、HFP、HSPをサポート。SCMS-T方式にも対応する。
出力音圧レベルは102dB/mW、再生周波数帯域は5Hz~45kHz。インピーダンスは10Ω。
リチウムポリマバッテリを搭載し、約3時間の充電で、最大約8時間の使用が可能。連続待受時間は約500時間。重量は約63g。
ATH-DSR5BT |
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