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YouTube、悪質な動画投稿者は広告停止へ。オススメからも排除
2018年2月13日 00:00
YouTubeは9日(米国時間)、一部のYouTuberにおける悪質な行為が、YouTubeのクリエイターコミュニティ全体に悪影響を及ぼすとして、コミュニティガイドラインに違反したYouTuberへの対処を、より厳格に実行していく方針を明らかにした。
具体的な対応策は以下の通り。
(1)プレミアム マネタイゼーション プログラムとプレミアム&コンテンツ開発パートナーシップ:「Google Preferred(おすすめ)」の一時停止やチャンネル削除、クリエイターのYouTube Originalの一時停止やキャンセル、削除など。
(2)マネタイズとクリエイター支援特典:チャンネルの広告配信機能の停止と、YouTube Partner Programからのチャンネル削除。クリエイターサポートやYouTube Spaceへのアクセス停止。
(3)ビデオレコメンド:YouTubeが推奨するホームページや、トレンドタブ、次を見る(watch next)などにおけるおすすめの停止。
人気YouTuberローガン・ポールによる富士山麓の樹海における自殺者の遺体とみられる映像の配信が、米国や日本で大きな批判を集めたが、こうした過激な内容の配信を防ぐために、ルールを厳格運用する。なお、ローガン・ポールの配信については、すでにGoogle Preferredからの削除が行なわれていたが、YouTubeは2月9日付けでチャンネルの広告掲載の一時停止も発表している。
YouTubeでは、「人々を傷つけるような悪質ないたずらや、あるグループに対する暴力や憎悪の助長、残酷な表現、他者を傷つけてをビューを獲得するような行為などは、視聴者やクリエイター、そして世界の人々に傷を与える。その傷は、現実の世界にも影響を及ぼし、ユーザーのみならず、他のクリエイターの創作機会や収益を奪うことにもなる」と、厳格化の理由を説明している。