放送大学の地上波放送が9月30日終了。BS完全移行でHD/SD 2ch同時放送

　放送大学学園は、放送事業の地上波テレビ/FM放送を9月30日で終了。授業番組の放送をBSに完全移行する。既に9月末の終了をアナウンスしていたが、具体的な終了日が30日となった。

　放送大学は、テレビやラジオ、インターネットを介して放送授業が受けられる。科目によって、テレビ放送とラジオ放送が分かれており、BS放送やケーブルテレビなどを通じて、全国で放送。関東の一部エリアでは地上放送でも放送しているが、地上デジタル放送、およびFMラジオ放送は9月30日で終了。今後はBS放送が中心となる。

　また、学生専用サイトでは、ほとんどのテレビ科目と全てのラジオ科目をインターネット上で配信している。

　なお、BS放送ではHD画質で番組放送を行ない、一部の時間帯はSD画質となっているが、放送機器の性能の向上を受け、10月以降は、HD画質の放送と、SD画質の放送の2チャンネル同時放送が予定されている。その実現に必要な伝送容量(スロット数)を確保するため、一部の業務を廃止する必要があり、3月1日に総務省から廃止が認可された。