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デノン、無線ウーファ付属でネットワーク再生もできるサウンドバー「HEOS HomeCinema」

 デノンは、HEOSブランドの新製品として、ワイヤレスサブウーファが付属するサウンドバー「HEOS HomeCinema」(HEOSHCHS2K)を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は89,000円前後。

サウンドバー「HEOS HomeCinema」

 サウンドバーとワイヤレスサブウーファをセットにした、2.1chシステム。HEOSテクノロジーを採用し、ネットワーク音楽再生機能も備えている。

サウンドバーの側面
サブウーファは横置きも可能

 サウンドバーには、16mmソフトドームツイータ×2、51×127mmの楕円形ミッドウーファ×2を搭載。サブウーファには、130mmのウーファを2基搭載している。

 ソフトドームツイータは、伸びの良い高域再生が可能。ミッドウーファの振動板は、アラミド繊維で強化している。これらのユニットを、個別のクラスDアンプでバイアンプ駆動している。

 ワイヤレスサブウーファは、縦置きだけでなく横置きも可能。130mmウーファを2基搭載しながら、コンパクトな筐体を採用した事で、設置自由度が高いという。このウーファも、個別にクラスDアンプでバイアンプ駆動している。

 フロントスピーカーだけでも臨場感豊かなサラウンド感を実現する「デノン・バーチャル・サラウンド」を搭載。コンテンツに合わせて選べる2つのサウンドモードとして「Movie」と「Music」を備えている。

 音量を抑えても迫力のあるサウンドが楽しめる「ナイトモード」、セリフやボーカルを3段階で調整できる「ダイアログエンハンサー」も備えるほか、低音、高音のイコライジング、サブウーファの音量も設定可能。

 入力端子は、4K映像にも対応したHDMI入力を備え、HDR映像もHDR10/HLG/Dolby Visionに対応。HDCP 2.2もサポートし、電源を入れていない場合でも映像をパススルー出力するHDMIスタンバイパススルーも可能。ARC(オーディオリターンチャンネル)にも対応し、対応テレビとHDMIケーブル1本で接続できる。

サウンドバーの背面

 HDMI CECに対応し、テレビのリモコンから音量制御ができる。リモコンは付属せず、操作やネットワーク音楽再生などは、全てスマートフォン/タブレットのHEOSアプリで行なう。光/同軸デジタル入力、アナログAUX入力も搭載する。

 デコーダは、ドルビーデジタルプラス、DTS、AACに対応する。

 ネットワーク再生機能は、NASなどに保存した音楽ファイルが再生でき、PCMは192kHz/24bitまで、DSDは5.6MHzまでをサポート。PCMはFLAC、WAV、Apple Lossless、MP3、WMA、AACに対応する。USBメモリからの再生にも対応。Bluetooth、AirPlayにも対応しており、スマートフォンやPCと手軽に連携できる。

 音楽配信サービスのAmazon Music、Spotify、AWA、SoundCloudにも対応し、ストリーミング配信をサウンドバーから再生できる。インターネットラジオのTuneInにも対応。

 サウンドバーから他のHEOS対応製品に音楽を配信する事も可能。スピーカーの「HEOS 1」や「HEOS 3」と組み合わせ、例えばテレビの音をキッチンのスピーカーから再生するといった使い方もできる。

 サウンドバーの外形寸法と重量は、1,018×104×73mm(幅×奥行き×高さ)、3.1kg。50型クラスのテレビに最適なサイズという。付属フットでプラス13mmの高さ調節も可能。サウンドバーは壁掛けにも対応する。

 サブウーファは172×332×311mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.6kg。横置き用の滑り止めも付属。IRエミッタケーブル、HDMIケーブル、光デジタルケーブルなども同梱する。