STAX史上初、静電型ヘッドフォンをドライブするDAC内蔵ポータブルアンプ「SRM-D10」

　スタックスは、静電型ヘッドフォンをドライブするアンプとして、同社史上初となる、DAC搭載のポータブルタイプ「SRM-D10」を6月中旬に発売する。価格は9万円。

DAC搭載のポータブルタイプ「SRM-D10」

　リチウムイオンバッテリを搭載し、アウトドアでも静電型ヘッドフォンがドライブできるアンプ。外形寸法140.8×75×32mm(幅×奥行き×高さ)、重量は450gと、コンパクトなのも特徴。DACも搭載しており、ノートパソコンなどと組み合わせて音楽が楽しめる。

　出力として、5Pin PROバイアス用コンセントを備え、同社の全PRO BIAS静電型ヘッドフォンをドライブできる。

出力として、5Pin PROバイアス用コンセントを備えている

　入力として、3.5mmのステレオミニアナログ入力と、USB入力を装備。USB DACとして、PCMで384kHz、DSDで5.6MHzまでのデータを入力できる。バッテリ駆動時間は、アナログ入力時で約4.5時間、デジタル入力で約3.5時間。

入力は3.5mmのステレオミニアナログ入力と、USB入力を装備

　耐高電圧高性能アンプを搭載し、ハイパフォーマンスを実現。高品位なオーディオ専用部品も厳選して投入している。筐体には、シールド効果のあるアルミケースを採用した。充電用に、ワイドレンジスイッチング電源アダプタを同梱する。

　周波数特性は20Hz～40kHz/+0,-3dB。定格入力レベルは230mW/100V出力時、最大入力レベルは10V/アナログ入力ボリューム最小時、最大出力電圧は200Vrms。増幅度は53dB(450倍)。バイアス電圧はDC 580V。電源電圧はDC 14V、消費電力は6.4W(USB入力)、5W(アナログ入力)。