シャープ、世界初の動画と静止画用2カメラ搭載スマホ「AQUOS R2」。Dolby Vision/Atmos対応

　シャープは、世界で初めて、動画用と静止画用の2つのアウトカメラを搭載し、動画と静止画を同時撮影できるスマートフォン「AQUOS R2」を2018年夏モデルとして開発した。また、スマホでは初めて、Dolby VisionとDolby Atmosの両方をサポートしている。

動画と静止画を同時撮影できるスマートフォン「AQUOS R2」

　背面に135度の超広角な動画用カメラ「ドラマティックワイドカメラ」と、約2,260万画素の高精細な静止画用カメラを搭載。手ブレ補正やフォーカス機能などをそれぞれ最適化する事で、「被写体が動いてもピントが合った迫力ある動画と、鮮明で美しい高精細の静止画を同時に撮影できる」という。

　AIが動画撮影中に被写体や構図を分析。子どもの笑顔の瞬間やペットがカメラを向いた様子を自動で撮影する事も可能。撮影した動画と静止画を組み合わせて再生できるほか、SNS投稿用として動画を簡単に切り出せる。静止画用カメラでもAIを活用し、料理や花、夕景など、被写体やシーンにあわせて最適な撮影モードが自動でセレクトされる。

　ディスプレイは6型、3,040×1,440画素。応答速度を約25%向上した「ハイスピードIGZO液晶ディスプレイ」で、残像を抑えたなめらかな表示と快適な操作性を実現したという。液晶テレビのAQUOSで培った高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」も搭載。スマホでは初となる、HDR方式のDolby Visionと、立体音響技術のDolby Atmosの両方に対応。次世代オーディオコーデックDolby AC-4にも対応し、「シーンにあわせたリアルな映像と没入感のあるサウンド」が楽しめるとする。HDR10やVP9などのHDRコンテンツの再生も可能。

　3,130ｍAhのバッテリを搭載。画面を操作していない間は使用電力を抑える「液晶アイドリングストップ」など、独自の省電力技術も搭載。CPUはQualcommのSDM845。

スマートフォンAQUOS初のSIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」

　スマートフォンAQUOSで初となる、SIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」も2018年夏モデルとして商品化する。

AQUOS初のSIMフリー専用モデル「AQUOS sense plus」

　約5.5型、2,160×1,080ドットのIGZO液晶ディスプレイを搭載。液晶テレビのAQUOSで培った高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」に加え、デジタルシネマの標準規格(DCI)に対応した高い色再現性も実現したという。

　約1,640万画素の高精細カメラも装備する。Qualcomm Snapdragon 630を採用。独自のチューニングにより、アプリの起動やWebページの表示などが快適にできるという。防水性能やおサイフケータイにも対応する。