ニュース

新macOS「Mojave」今秋。「ダークモード」でドラマチックにコンテンツ表示

 アップルは5日、macOSの最新版「Mojave」(モハべ)を発表。ダークモードという新スタイルのデスクトップを採用、ユーザーのコンテンツにフォーカスが当たるようなドラマチックな表示になる。Mac App Storeも刷新し、Microsoft、Adobeなどのデベロッパによるアプリも追加。今秋にリリース予定で、Mid 2012以降のMac、推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したMac Pro(2010および2012)で無料アップデートできる。パブリックベータは6月下旬から提供予定。

macOS Mojaveのダークモード

 ダークモードに切り替えると、デスクトップを暗い色調で表示。コントロール部分が背景になじみ、ユーザーのコンテンツにフォーカスが当たるという。明暗はユーザーが切り替え可能。

 メール、メッセージ、マップ、カレンダー、写真など、Macのプリインストールアプリは全て、ダークモードのデザインを利用可能。その日の時刻に合わせて自動的にデスクトップ画像を変更する新しいダイナミックデスクトップ機能も搭載した。

 ファイルをタイプ別に自動的にスタックし、グループ化する機能を搭載。デスクトップをすっきりと整頓できる。スタックのカスタマイズも可能。Finderもアップデートされ、ユーザーがファイルに視覚的にすばやく目を通せる、新しいギャラリー表示になる。

ファイルをタイプ別に自動的にスタックし、グループ化する機能を搭載

 「プレビュー」パネルでは、ファイルのメタデータをすべて表示。クイックアクションを使うと、パスワード保護されたPDFの作成や、ファイルへのカスタムAutomatorアクションの実行などが、Finderから直接できる。

 「クイックルック」では、ファイルを実際のサイズですぐにプレビュー。画像の回転やトリミング、PDFのマークアップ、ビデオやオーディオクリップのトリミングなどをアプリを開かずに実行できる。

 FaceTime機能も強化。複数人と同時にチャットできる「Group FaceTime」に対応。会話に、別のメンバーが後から参加する事も可能。iPhone、iPad、Macともチャットでき、ビデオチャットも利用できる。

「Group FaceTime」で複数人とビデオチャット

 News、株価、ボイスメモ、ホームなどのアプリも新たに追加。Newsアプリは、Macのディスプレイ上で記事の写真やビデオを鮮明に表示。ホームアプリでは、HomeKit対応のアクセサリをコントロールし、コンピュータから照明のON/OFFやエアコンの温度設定などが可能。

 アプリをダウンロードするMac App Storeも刷新。新しいデザインと豊富なエディトリアルで、欲しいアプリを簡単に見つけられるようになった。「Discover」タブで、新しいアプリやアップデートされたアプリを紹介、「Create」、「Work」、「Play」、「Develop」タブで、特定のプロジェクトや目的に合ったアプリを見つけられる。

 MicrosoftのOfficeや、AdobeのLightroom CCなどのアプリも登場する。

Mac App Storeも刷新