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NuPrime初のCDトランスポート「CDT-8」。768kHz/24bitやDSDに変換出力

 フューレンコーディネートは、NuPrime初のCDトランスポート「CDT-8」を6月20日に発売する。価格は12万円。カラーはブラックとシルバーを用意する。

NuPrime初のCDトランスポート「CDT-8」のブラック

 出力として、同軸デジタル、光デジタル、AES/EBU、I2SのHDMIを各1系統備えたCDトランスポート。ドライブに、NXP高性能レーザー読み取り/書き込みヘッドの制御と、デコーディングチップを採用。デコードシステム全体がマスタークロック制御され、すべてのRed Bookエラー修正機能を提供、ジッタを大幅に低減している。

 トランスポートメカニズムはシングルスピードを採用。ディスク自体の偏差による不要な振動を最小限に抑えている。アルゴリズムによる、デジタル干渉とジッタも低減。同軸デジタル出力部には、専用の絶縁トランスを使っている。

シルバーモデル

 サンプリングレート・コンバータも搭載。CDを、より高いサンプリングレートに変換して出力できる。同軸デジタルとAES/EBU、HDMIでは768kHz/24bitまで対応。光デジタルは192kHz/24bitまでの出力に対応する。DSDへの変換出力も可能。DoP方式で、DSD 11.2MHzまでの変換出力ができる。なお、変換はメガヘルツ領域へのアップサンプリングを行なった後、超低ジッタと低歪みで設定のサンプリングレートへダウンコンバートしている。

 低消費電力のスタンバイモードを搭載。シールド付きカスタムRタイプのプロ用トランスも装備する。

 付属リモコンはアルミニウム製。外装は、ブラック、もしくはシルバーのアルマイト処理仕上げ。外形寸法は235×281×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.1kg。

背面