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凸版、8K映像と壁面ディスプレイで空間演出「エクスペリエンスウォール」

 凸版印刷は、壁一面のLEDディスプレイに8K映像を表示し、没入感のある空間を実現する「エクスペリエンスウォール」を6月から販売開始。大型施設、駅や空港、企業ショールームなどへの導入を想定している。

エクスペリエンスウォール。映像は「風景『滝』(CG)」

 エクスペリエンスウォールは、凸版印刷がタテイシ広美社と共同開発した1.5mmピッチのLEDディスプレイに、独自制作の8K映像を表示。さらに、空間デザインで培ったノウハウで天井、壁面のデザインから施工まで行ない、フレームのない大画面での没入感のある空間を実現。

 480×270mmのLEDパネルを単位に、縦横に並べて組み合わせ、自由なサイズにできる。「階段状や壁面の360度外周、内部にパネルがない空白部分なども設計可能」としている。

 凸版印刷が持つハード開発、映像コンテンツ制作、空間デザインなどのノウハウを結集した新しい空間ソリューションとして提案する。導入価格は600万円/m2〜(音響設備、コンテンツ制作費は別)。製造期間を含む施工期間は約5カ月。

風景「屋久島」(動画、静止画)

 凸版印刷が都内に新設した、地方創生・観光立国の共創拠点「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F/2F)では、LEDパネル178枚を用いて、約23m2のエクスペリエンスウォールを設置。屋久島の動画・静止画や、滝のCG、プロジェクションマッピングなどを再生する。なお、原則として一般公開はしていない。

NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI(原則、一般公開はしていない)