ニュース

オンキヨーにDTSが出資。AIソリューション向けIoTモジュール共同開発

 オンキヨーは、米DTSと資本業務提携を結び、DTSを割当先とした第三者割当増資を行なう。調達金額は6億3,000万円で、この増資によりDTSはオンキヨー株式6.7%を取得し、AIソリューション向けIoT対応信号処理回路基板・モジュール化の共同開発などで協力する。

 両社は、6月にAIソリューション向けのIoTモジュールの共同開発と資本提携に向けた検討開始を発表していたが、今回DTSの出資とIoTモジュール開発の加速を決定した。

 オンキヨーでネットワークを活用した音楽再生規格「DTS Play-Fi」対応機器などを発売済みで、AIエンジンとの連携も実現。これらの音声規格を搭載するための専用の音声処理回路基板をモジュール化し、多数のメーカーが製品に搭載していることから、同モジュールにAI機能を搭載していくなど、両社の技術を活かしたAIソリューション向けIoTモジュールを強化していくという。

 この提携により、DTSはオンキヨーおよび子会社のオンキヨー&パイオニアに取締役を1名派遣する。株式の払込期日は9月19日予定。