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フォステクス、音楽用アクティブサブウーファ。「パイプオルガンの16Hzも感じられる」
2018年9月4日 11:43
フォステクスカンパニーは、音楽再生用のアクティブサブウーファ「CW200D」を9月上旬に発売する。密閉型で、価格は64,800円。
最大出力150W(4Ω)、20cm径ユニットを搭載したアクティブサブウーファ。PWMアンプを採用しており、その特性を活かすために密閉型のエンクロージャを採用。上級機「CW250D」と同様に、超低域を正確に再生するための選択だという。
密閉型で剛性を確保し、共振を分散する構造を採用。豊かな音場感と深く沈み込む低音を実現するために、バッフル板には2種類の特性の異なる材料、18mm CE合板(楠木/ユーカリ合板)と、15mm MDFを再合板。剛性と損失を両立させた。その他の部分は、共振を分散して付帯音が少ないMDF(18mm)を使っている。
20cmのウーファは、25mmロングストローク仕様。「5弦コントラバスの最低音32Hzを十分に再生し、パイプオルガンの16Hzをも感じられる」という。ウーファはBKPパルプとケブラーの混抄による高性能振動板を強力な磁気回路(0.9テスラ)で駆動している。
エッジには耐久性が高く、軽量、内部損失の大きいSBR系発泡ゴムを使用。固有音を低減している。
入力はRCAのライン入力とスピーカー入力を装備。アンプのプリアウト出力をライン入力に接続したり、スピーカー出力と接続する事も可能。スピーカーアウトも備えている。
スピーカーシステムとアンプの接続は通常通りに行ない、L、R側からCW200Dのスピーカーインに接続。また、L側、R側それぞれにCW200Dを1台ずつ、合計2台を使用し、ステレオ再生を行なう事も可能。「低域にも方向性があるため、左右に1台ずつ使うとコンサートホールの臨場感が再現される」とする。
組み合わせるスピーカーにあわせて、ローパス・フィルターのクロスオーバー周波数を50Hz~150Hzの範囲で連続的にコントロールできる。クロスオーバーポイントの遮断特性は、アドオン使用の際に、もっとも自然に合成されるという12dB/octに設定している。再生周波数帯域は20Hz~220Hz(-10dB)。
消費電力は40W、無信号時は10W。外形寸法は300×370×320mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.1kg。スピーカーケーブル(3m)×1本、ピンケーブル(3m)×1本、電源ケーブル(2m)×1本を同梱する。