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Amazon Alexaからソニーや東芝のTV、ヤマハのオーディオ等が操作可能に

Amazon.co.jpは9日、スマートスピーカーなどに採用している音声アシスタント「Alexa」用スキルの開発支援として、日本語環境のスマートホームスキルAPIに、エンターテイメントデバイス操作の機能を追加。ソニーのテレビBRAVIAと、東芝REGZA、ヤマハのネットワークオーディオ機能MusicCastなどのコントロールに対応。開発者は、これらのAV機器を音声で操作するスキルを開発できる。

この機能を活用し、先行開発された6個のAlexaスキルを9日から利用できる。詳細は下記の通り。

  • ブラビア:ソニーのテレビBRAVIAを操作できる
  • レグザ:東芝のテレビREGZAを操作できる
  • スマート家電コントローラ用スマートホーム:ラトックのスマート家電コントローラに登録されたテレビを操作
  • ピクセラテレビ:ピクセラのスマートスピーカー対応テレビチューナーを操作
  • MF Light:ソニーのマルチファンクションライトを操作
  • MusicCastスマートホーム:ヤマハのMusicCast対応機器を操作
  • LinkJapan eHome※近日対応予定:eRemote/eRemote mini/eRemote Proに登録されたテレビを操作。従来のOn/Offに加え、チャンネル切り替え、ボリュームコントロールに対応

東芝によれば、2017年以降に発売した4K REGZAのX920、Z720X、BM620X、M520X、X910、Z810X、BZ710X、M510X、C310Xの各シリーズが対応するという。

また、ヤマハでは、2015年以降に発売されたMusicCast対応機器はすべて、Alexa搭載デバイスを通じてMusicCastスマートホームスキルが使用できるとアナウンス。設定などの詳細はヤマハの特設サイトに記載されている。

スマートホームスキルAPIの対応拡大だけでなく、機能も強化。チャンネル切り替えでは、チャンネル番号、チャンネル名の両方に対応。例えば「アレクサ、テレビのチャンネルを1チャンネルに変えて」、「アレクサ、テレビのチャンネルを Eテレに変えて」、「アレクサ、テレビを次のチャンネルに変えて」といった指示に対応できる。ただし、スキルの機能によってはいずれか一方の方法のみの対応となる。

ボリュームコントロールは、0~100の範囲で指定。「5上げて」のような相対値による調整と、「10にして」のような絶対値による調整の両方に対応する。これも、スキルの機能によっては片方のみの場合がある。

再生コントロールでは、「アレクサ、テレビを一時停止して」、「アレクサ、テレビで再生して」、「アレクサ、テレビで最初から再生して」、「アレクサ、リビングで次」といった指示が可能。入力の切り替えもサポートしており、「アレクサ、テレビの入力を HDMI2にして」という操作も可能になる。

また、AV機器ではチャンネルを切り替えてからボリュームを調整するなど、連続的な操作を行なうケースが多い事から、その都度デバイス名を口に出すのを省けるようになる。例えば、「アレクサ、テレビをつけて」、「アレクサ、チャンネルをNHKに変えて」、「アレクサ、ボリュームを10にして」と“テレビ”を省略できる。