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360度カメラ「Insta360 Pro」で180度・360度の同時撮影が可能に

ハコスコは、同社が取り扱う中国Shenzhen Arashi Visionのプロ用360度カメラ「Insta360シリーズ」において、180度映像と360度映像を同時撮影できる"180度3D機能"を追加する。対象機種は、Insta360 ProとInsta360 Pro2。アップデートは10月末を予定する。

360度カメラ「Insta360 Pro2」

アドビが米国ロサンゼルスで15日に開催したカンファレンス「Adobe MAX」でアナウンスされた。180度3D機能は、Insta360 StitcherとAdobe Premiere Pro CCのInsta360専用プラグインの無料アップデートで追加される。

180度3D機能は、Insta360 Pro/Pro2のレンズが捉えた素材を使い、180度3D動画に合成する機能。VRヘッドセットの左右の目にそれぞれ1つ、4K×4K解像度の180度3D動画になる。360度動画も同時記録するため、撮影終了後に180度出力にするか、360度出力にするか、選択できるという。

Insta360のマーケティング責任者を務めるマックス・リヒター氏は「180度撮影のクリエイターと360度撮影のクリエイターのニーズは重なる部分が多い。今回のアップデートで、彼らは初めて、同じカメラを使って同じ撮影作業でプロ級の180度撮影コンテンツと360度撮影コンテンツを作れるようになる」とコメントしている。

Insta360 Proシリーズは、8K/HDRの360度映像が撮影できる球体型カメラ。ProとPro2では、ジャイロセンサー数やスタビライザー、撮影可能レート、インターフェイスなどが異なる。Insta360 Proは370,000円、Pro2は629,630円。