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デノン最上位イヤフォンがワイヤレス化。ユニット対向配置の「AH-C820W」

 ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドの新製品として、ネックバンド型のBluetoothイヤフォン「AH-C820W」を12月上旬に発売する。有線イヤフォンの最上位モデル「AH-C820」と同じイヤフォン部分を使っている。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は23,500円前後。

Bluetoothイヤフォン「AH-C820W」

10月27日に、東京・中野サンプラザで開幕する「秋のヘッドフォン祭 2018」会場内で、13時30分から「7階 研修室7」にて、一般来場者も参加できる発表会も実施。クアルコムジャパンの大島勉氏と、AH-C820W設計担当の成沢真弥氏が登壇予定。発表会終了後に1時間のフリー試聴時間も設けるという。

イヤフォン部分の特徴として、11.5mmのダイナミック型ドライバを2基、対向配置した「ダブル・エアーコンプレッション・ドライバー」を採用している。2倍の振動板面積を実現、「圧倒的な量感と超低域までのクリアネスを兼ね備えた、低音再生の常識を覆す特許取得の新方式」だという。

イヤフォン部分の主な仕様は「AH-C820W」と同じ

2つのドライバには、それぞれ専用のケーブルをダイレクトに接続。「スピーカーのバイワイヤリング接続のようなイメージ」(デノン)で、純度の高いサウンドを実現するという「デュアル・ダイレクトケーブル」仕様となっている。線材にはOFCを、シースにはしなやかさと優れた耐久性を備えるメッシュ被覆を使っている。

ドライバ前後の音圧を調整するために、ハウジングの前方と後方それぞれに1つのポートを設け、振動板の動きを最適化するアコースティック・オプティマイザーを搭載。

Bluetoothのコーデックは、SBC、AAC、aptX、aptX HD、低遅延のaptX Low Latencyにも対応。プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFPをサポートする。

USBケーブルでPCと接続し、USBイヤフォンとしても動作する。その場合は、48kHz/16bitまでの信号に対応。充電しながら音楽再生ができる。

ハウジングの素材は、アルミダイキャストとABS樹脂を組み合わせたハイブリッド構造。不要な振動を抑え、透明感の高いサウンドを実現するという。ハウジングにマグネットを備え、左右のイヤフォンを固定できる。

ハウジングにマグネットを備え、左右のイヤフォンを固定できる

エルゴノミック・デザインを取り入れ、快適な装着感を追求。耳穴に合わせて選べる5サイズのシリコンイヤーピースを付属するほか、コンプライのピースも付属する。

ネックバンドの内側に電源やボリュームなどの操作ボタンを用意。ネックバンドの先端にも、イヤフォンをくっつけられる。

再生周波数帯域は4Hz~22kHz。連続再生時間は約10時間、充電時間は約2時間。重さは72g。cVcテクノロジーを使った、クリアなハンズフリー通話も可能という。

ネックバンドの先端にも、イヤフォンをくっつけられる