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FOCAL、ベリリウムツイータ搭載でペア74万円のスピーカー「Kanta N°1」

ラックスマンは、仏FOCALの新ブックシェルフスピーカー「Kanta N°1」(カンタ ナンバー1)を11月下旬に発売する。価格はペアで74万円。別売の専用スタンドはペアで16万円。

新ブックシェルフスピーカー「Kanta N°1」ダークグレイ・マット

カラーバリエーションは、カララホワイト・ラッカー、アイボリー・マット、ゴロワーズブルー・ラッカー、ウォームトープ・マット、ソーラーイエロー・ラッカー、ダークグレイ・マット、ブラックラッカー・ラッカー、ゴロワーズブルー・マットを用意する。

2ウェイ、2スピーカーのバスレフ型。モデル名「KANTA」は、「歌う」、「楽器を演奏する」などの“カンターレ(Cantare)”からとられたもの。頭文字を「C」ではなく「K」としたのは、「横から見た時のスタイルが、Kに見えるため」だという。

上から見たところ

27mmのツイーターはベリリウム・インバーテッド・ドーム・ツイーター。軽量で高剛性であり、ダンピング性能にも優れている事から、振動板の素材としてベリリウムが選ばれた。形状は逆ドームで、ボイスコイルが小さくでき、ドームの角度も小さくでき、歪みを抑えられるという特徴がある。

この振動板を使ったツイーターは「IAL 3」(インフィニット・アコースティカル・ローディング・3)と呼ばれ、ユニット内の空気流れを最適化し、歪みを低減している。さらに、ツイーターユニットのキャビネット内に吸音材を入れて、背圧をコントロールしている。高調波歪測定でも、歪の低減効果は現れており、大音量でも透明度の高い滑らかな音質を実現したという。

スピーカーターミナル
リアバスレフ

16.5cm径ウーファーの振動板には、フラックス・サンドイッチ・コーンを採用。高品質なフランス製の亜麻(フラックス)を使った三層構造で、フラックスを中央に、その上下をグラスファイバーでサンドイッチしている。これにより、軽量、高剛性、ダンピング性能に優れたユニットになるという。エッジには2本の円形リブを設けて、不要な振動を吸収。TMD(チューンド・マス・ダンパー)と名付けられている。

磁気回路にも工夫があり、ボイスコイルの近接部分に銅でできた「ファラデーリング」を配置。磁界をコントロールし、磁界を安定させ、歪を低減している。この磁気回路は「NIC(ニュートラル・インダクタンス・サーキット)」と呼ばれている。

エンクロージャーには、高密度ポリマーを採用。MDFと比べ、密度で70%、剛性で15%、ダンピングで25%優れる。これにより、SOPRAより35%薄くなりつつも、剛性は同等になったという。さらに低振動で、定位の向上にも寄与している。

再生周波数帯域は46Hz~40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hz。インピーダンスは8Ω。出力音圧レベルは88dB。推奨アンプ出力は25~150W。外形寸法365×510×640mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は15kg。

側面