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富士通、世界初の新4K衛星放送チューナー内蔵PC。27型4K液晶でUHD BD再生も
2018年11月6日 12:19
富士通クライアントコンピューティングは、パソコン「FMV」の新モデルとして、新4K衛星放送チューナーを内蔵したデスクトップ型「ESPRIMO FH-X/C3」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30万円弱。
27型/3,840×2,160ドットのディスプレイ一体型パソコン。12月1日午前10時から開始される新4K衛星放送に世界で初めてPCで対応。BS4KとCS110度4Kが視聴可能。現在の放送波(右旋円偏波の電波)の4K放送を視聴でき、全てのBS/CS4K放送を視聴するにはアンテナや混合器、ブースター、分配器などの機器、ケーブルなどが新4K衛星放送(3,224MHz)に対応している必要がある。
ピクセラ製の内蔵ボード「PIX-DT510」を搭載。新4K衛星放送チューナーを1基、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載し、放送画質のままパソコンで視聴/録画/再生できる。なお、新4K衛星放送の録画機能は、後日ソフトウェアのアップデートで対応予定。Ultra HD Blu-rayに対応したBDXLドライブも搭載。4Kの映画やミュージックビデオなども楽しめる。
ディスプレイ部は4辺狭額縁デザインで高輝度/広視野角のパネルを搭載。ハイレゾ対応のパイオニア製2.1chスピーカーに、低音を増強させるダブル・パッシブラジエーター方式のサブウーファーを採用。音が直接耳に届くようスピーカーの角度にもこだわった。
HDMI入力端子を2つ備え、パソコンを起動せずに、ゲーム機やレコーダーを接続して27型液晶ディスプレイとしても利用できる。HDMI出力も装備する。Intel Optaneメモリ(16GB)を搭載し、従来モデルから約3.1倍の高速起動を実現。最新の第8世代Intel Core i7+8750H(2.20GHz)と3TBの大容量HDDを活用し、データ容量の大きい高画質動画の編集とテレビを見ながらの並行作業も快適に行なえるという。
AIアシスタント「ふくまろ」の機能も強化。写真や動画などのコンテンツ再生や家電製品の操作などの従来機能に加え、より家族のように親しみが持てるように利用者の顔の位置に合わせてふくまろがパソコンの画面内で動いてついてくるほか、小学生向けの英単語800語(学研プラスがコンテンツ提供)をふくまろと一緒に学ぶことができる。
LAN端子やIEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LAN、Bluetooth 4.2などを搭載。SDカードスロット、USB 3.1×2とUSB 3.0×1(いずれもタイプA)を備える。外形寸法は616×170×442～443mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.9kg。
なお、同社は4Kチューナーを搭載しないデスクトップモデル「FH90/C3」(11月下旬発売/店頭予想価格24万円強)や、13.3型ノートPCで世界最軽量という約698gの「LIFEBOOK UH-X/C3」(11月15日/同25万円弱)なども発売する。
