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J:COM 4K放送が12月1日開始、高橋英樹4Kを語る。時代劇撮影は大変に?
2018年11月7日 16:13
ジュピターテレコム(J:COM)は、12月1日の放送開始まで1カ月を切った「新4K8K衛星放送」の記念イベント「高橋英樹が語る4Kの世界」を、11月7日に東京ソラマチ内のJ:COM Wonder Studioで開催した。
既報の通り、J:COMは12月1日より新4K8K衛星放送の再送信サービスを、従来と同じ月額4,980円(J:COM TVスタンダードの場合)で提供(STBのレンタル料を含む別途約300円も必要)。HUMAX製STB「SR-4300」を利用して視聴でき、別売USB HDDに録画も可能。
新4K8K衛星放送のうち、J:COMで12月1日から視聴できるのはNHK BS4K、BS朝日4K、BS-TBS4K、BSテレ東4K、BSフジ4K、J SPORTS 1~4、ショップチャンネル4K、4K QVC、ザ・シネマ4Kの各チャンネル。BS日テレ4Kは、2019年12月1日の開局に合わせて提供予定。NHK BS8Kについては「開始時期等を検討中」としている。放送以外に、J:COMオンデマンド、見放題のメガパック、YouTubeの4Kコンテンツも楽しめる。
「お城や世界遺産が見たい」。高画質撮影の裏話も
7日にJ:COM Wonder Studioで行なわれたイベントは、「地デジ化応援隊」としても活躍する高橋英樹さんが「4K」にちなんで、4つのK「聞(Ki)いて、語(Kata)って、鑑(Kan)賞して、徳島県の飯泉嘉門知事と共(Kyo)演」するというもの。
徳島県では毎年、4Kに特化した「4K徳島映画祭」を開催しており、「とくしまドローン紀行 そらたび JR牟岐線 徳島県南部へ」を4K大型モニターで上映。映像を観た高橋英樹さんは「朝早くの日の出映像とか、自分では行けない場所の映像が見られるなんて素晴らしいですね。お城も好きですし、世界遺産が見られるのはたまらないね。」と感想を述べると、「4Kカメラもドローンに乗せられるの?」と興味津々に質問。
昨年の映画祭の受賞作品「4Kでよみがえる浮世絵2 歌川広重『名所江戸百景』」を観ると、時代劇にも多く出演した高橋英樹さんならではの視点で、撮影現場の裏話も暴露。「高画質でいろんなものが見られるようになったから、特に時代劇が大変。カツラの境目も映っちゃう。だからスモークをたいたりして、撮影は大変です」と笑う。
好きな番組については「風景とスポーツがやっぱりいいよね。スポーツなんかは、観客席のお客さまの喜怒哀楽も見えるから、勉強させて貰っている。役者にとって4Kはありがたいね」とのこと。見えてはいけない物が映るようになって、メイクも苦労しているという話から、4K時代を迎える今、「芝居も変わっていかなくてはならない」との思いを語った。
飯泉知事は、映画祭について「今年から、VR作品も上映します! アリの視点で昆虫の世界を描いた作品など、最新の映像技術者が集う映画祭です。“あんなことをしたい、こんなことをしたい”と今までは実現できなかったこと、ありえないことを可能にするのが4Kの世界! 進化する映画祭をぜひお楽しみください! 」と、4Kと「4K徳島映画祭」の魅力を語った。
最後に、自宅にも65インチの4Kテレビがある高橋英樹さんに、「4K応援隊」になったつもりで一言を求められると、「12月から新4K8K衛星放送が始まりますが、家族でわいわい見るもよし、カップルでじっくり見るもよし。私は休みの日は一日中テレビの前にいる。妻と観ることもあるけど、好きなものを一人孤独に、ほくそ笑みながら見るのが好き(笑)ぜひ楽しんでください」とテレビ好きの一面を見せた。