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MQAーCD対応のDAC「Meridian 218」。CDプレーヤーでハイレゾ品質再生

ハイレス・ミュージックは、MQA-CDに対応したDAコンバーター「Meridian 218」を発売した。価格は125,000円。

Meridian 218

MQAデコーダーを内蔵した、英Meridian(メリディアン)のDAコンバーター。

手持ちのCDプレーヤーやミニコンポの同軸/光デジタル端子とケーブル1本で接続し、本機がMQAーCDの信号を認証すると、最大176kHz/24bitでフル・デコード再生することができるという。

独自のデジタル音声処理技術を搭載。同社ハイエンド機にも採用する複数のファースト・イン・ファースト・アウト・メモリ(First In、First Out)によるバッファリング・システムにより、ジッターノイズを最小限に抑え、高精度なクロック・タイミングを確保。個々の楽音や、その相互の関係性などが明確に表現できるという。

AD変換時、音の立ち上がりポイント前に生じるプリエコーノイズを抑制する「メリディアン・アポタイジング・フィルター」を内蔵。「初期のデジタル録音から最新の作品まで自然で立体的なメリディアンらしい、しなやかなアナログ音声を再現することが可能」としている。

ソースのサンプルレートを拡張し、記録された音楽情報のディテールを向上させる「メリディアン・アップサンプリング」機能を搭載。44.1kHz/16bitのCD再生時は、4倍の176kHz/24bit相当のクオリティで再生できる。

iOSアプリ「Meridian IP Control」(無料)を使い、iPhone/iPadなどからの遠隔操作に対応する。同一ネットワーク上のPCやタブレットのブラウザ画面から本機のアドレスをタイプしアクセスすることで、必要な設定の変更、確認や保存を行なうこともできる。別売の赤外線センサーを使えば、リモコン操作も可能。

音楽管理・再生ソフト「roon」もサポート。11月現在、国内ではサービスが行なわれていないがTIDALのハイレゾ(MQA MAster)音楽再生にも対応するという。

DSP技術を用いたプリ・アンプ機能を搭載。初期設定からボリューム機能の可変・固定が選べ、プリアンプ機能使用時はアナログ・デジタル音源が176kHz、もしくは192kHz/24bit処理となり、より精度の高い音質・音量調整ができる。「Treble(高域)調整の場合、全帯域のカーブを傾斜させて音の明るさをバランス良く整えることができる」という。

最大+85msecまでオーディオ遅延回路により同期タイミングの調整が可能な、リップシンクにも対応する。

メインボードは8層の高密度基板。横幅約20cmのコンパクトなボディで、磁気ノイズにも配慮した、パウダーコーティング仕上げの強固なアルミシャーシを採用している。

入出力端子は、同軸デジタル音声入力×1(最大192kHz/24bit)、光デジタル音声入力×1(最大96kHz/24bit)に加えて、RCAのアナログ音声入出力を各1系統。このほか、LAN×1(最大96kHz/24bit)、Meridian SpeakerLink入出力を備える。

消費電力は5W。外形寸法は204×150×42mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は0.56kg。ユーザー登録で購入5年間の製品保証が受けられる。

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