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Telos、高精度パーツ採用オーディオ向けアクティブアース「GNR 3.1」。90万円

トップウイングサイバーサウンドグループは、Telos Audio Designのアクティブアース「Grounding Noise Reducer 3.1」(GNR 3.1)を11月26日に発売する。価格は90万円。

「Grounding Noise Reducer 3.1」

旧製品のGNRは、発売日以降流通在庫のみの扱いとなるが、旧製品の基盤交換によるグレードアップ作業もトップウイングで30万円で受け付ける。

大地アースの代わりとなる仮想アース。アースの基準値となる高精度な電圧をCPUを使って計算して生成するアクティブアースで、これにより、接続した機器の電圧変動に極めて短い時間で対応、それぞれの装置に一貫した基準信号を与えられるという。

基準信号の伝送は極めて低いインピーダンスで行ない、単独の大地アースと同じ効果をアクティブアースを使うことで得られるという。アクティブアースによって生み出されたアースの電位は、オーディオ機器のためだけに使われるため、他の一般的な家電製品のノイズからは完全に隔絶されるとする。

GNR 3.1は、2つのQNR3.1、電源ノイズ低減器と1つのアース発生器によって構成される。QNRユニットは元々Telos Audio Designのケーブルエージング機器QBTのために製作されたもので、ケーブルエージングのために正確な基準信号を生み出すためには、電源ノイズの低減を行なっていた。

これはアース基準電位の生成においても同様で、GNR 3.1は外来の電源ノイズに関わらず「真なるアース基準信号を接続された機器に供給できる」という。

GNR 3.1では、使用するパーツの選別を今までの機器より厳密に行なっているのが特徴。許容差が狭い高価なパーツから、さらに選別。「1万個以上のパーツを購入しても、3.1の基準をクリアするものは数百個程度しかない」という。これにより、パーツ精度から発生していた設計段階と量産時の差がなくなり、「Telosが理想とした効果を発揮する」とのこと。

アース接続端子はWBT-0703 CU Nextgenポールターミナル(金メッキ)×6本。付属ケーブルはYラグ-RCA端子×3本、Yラグ-Yラグ×3本。外形寸法は390×240×60mm(縦×横×厚さ)。重量は7kg。

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