ニュース

フォステクス、Solシリーズ継承の新開発16cmフルレンジユニット。限定ツイーターも

フォステクスは、Solシリーズの開発理念を継承した新開発のフルレンジユニット「FE168NS」、ホーン・ツイーター「T96A-RE」、バックロード・ホーン型スピーカーボックス「BK168NS」の3モデルを、12月中旬より発売する。ツイーターは500台限定で、ボックスは受注生産(納期約1.5カ月)。価格は、フルレンジが27,000円、ツイーターが19,700円、ボックスが1台200,000円。

写真左から、FE168NS、T96A-RE、BK168NS

フルレンジ・スピーカーユニット FE168NS 27,000円
ホーン・ツイーター T96A-RE 19,700円 500台限定
バックロード・ホーン型スピーカー・ボックス BK168NS 200,000円 受注生産

スピーカーユニット FE168NS

Solシリーズの開発理念と独自技術を継承し、新たに開発された16cmフルレンジ・スピーカー・ユニット。

振動板は、繊維が細くしなやかで密度の高い材料と2層抄紙技術を融合することで、軽量でありながら剛性と内部損失を両立。基層は長繊維パルプが主体で、厚み剛性による高剛性化と内部損失を両立。表層には短繊維のパルプを配合し、コーン紙表面の伝播速度を高めた。「中域の明るく張りのある音色はそのままに、立ち上がりが良く、切れのある高音と厚みのある低音再生を可能にした」という。

磁気回路には、十分な磁束密度を確保するための120mm径フェライトマグネットを採用。ポール部に銅キャップを被せ電流歪みを低減、力強い音楽再生を目指している。

高剛性のアルミダイキャストフレームとコルゲーションダンパーを採用。コーン紙、ダンパー、ボイスコイルの接着は、3点接着方式を用いている。入力はファストン205金メッキ端子。

インピーダンスは8Ωで、再生周波数帯域はfo~20kHz。フレームを含めた外形寸法は190×85.2mm(直径×奥行き)で、重量は2,280g。

FE168NS

ホーン・ツイーター T96A-RE

FT96Hをベースにしたホーン・ツイーター。500台限定。

金属特有の鳴きが少ない、純アルミニウムをリング形状に成形した振動板を採用。優れたトランジェントと繊細で浸透力のある超高域再生を実現したという。

小型ながら高い磁束密度を保有するアルニコマグネットを採用。またボイスコイルにはCCAW (銅クラッドアルミ線)を使い、振動系の軽量化と同時に、高能率・超高域再生を両立している。

高剛性アルミダイキャスト製の円筒型ホーン/イコライザーを使用。入力はバナナプラグ対応金メッキターミナル。

インピーダンスは8Ωで、再生周波数帯域は6kHz~40kHz。外形寸法は60×73mm(直径×高さ)で、重量は590g。

T96A-RE

バックロード・ホーン型スピーカー・ボックス BK168NS

ターミナル、内部配線、音質調整の吸音材等を組み込んだFE168NS専用バックロード・ホーン型スピーカーボックス。受注生産品で、納期は約1.5カ月。

入力にはバナナプラグ対応金メッキターミナルを採用。内部配線には、同社SFC103の芯線と同じOFC同芯撚り線を使用し、入力端子からスピーカーユニットまでの音質劣化を軽減させている。

キャビネットには音響用に適したシナ合板を使い、豊かな響きと自然な余韻を実現。また仕上げには落ち着きのあるウォールナット突板貼りを採用している。

ホーン開口部を前面とし、ホーンロードにはエクスポネンシャルカーブに近い広がりを持たせた構造を採用することで「タイトでハイスピードな迫力あるバックロードホーンサウンドが楽しめる」としている。

グリルを含めた外形寸法は、246×475.5×918mm(幅×奥行き×高さ)。重量は18.5kg。

FE168NE装着時
BK168NS