空撮したような映像が作れる「Google Earth Studio」、衛星写真と3D活用

Googleは、Google Earthの3D画像や衛星写真を、映像製作に活用できるツール「Google Earth Studio」を公開した。WebブラウザのGoogle Chromeで使用でき、Googleアカウント、もしくはGoogleに関連付けられているメールアドレスのGmail、またはG Suiteでログインし、フォームに必要事項を記入して申請、承認されると使用できる。

Google Earth Studio

Google Earthは、世界の様々な場所の地図や衛星写真、建物の3Dデータなどを閲覧できるものだが、それを使って、空撮したような映像ファイルが作成できるツール。起点となる構図を決めて、キーフレームを設定。別の場所にカメラを動かし、アングルも変更し、新しいキーフレームを設定すると、そのキーフレーム間を繋ぐような滑らかな映像が作成できる。

特定のビルなどをカメラターゲットと設定、その周囲を周りながら撮影するような動画や、道路と平行に飛行しながら撮影したような映像も作成できる。太陽の位置やカメラの視野などの効果も適用。

ターゲットを中心に撮影したような映像を作る事もできる

なお、レンダリングして書き出すのは動画ファイルではなく、大量の画像ファイルとしてzipにまとめられ、ダウンロードできる。動画への変換には、Adobe Media Encoder、Adobe After Effectsを利用するよう案内している。手軽に静止画をJPEGファイルでスナップショットする機能も備えている。

3Dカメラ情報をエクスポートする「3D Camera Export」や、3Dトラッキングデータを含めて書き出す事も可能。テクスチャの品質なども指定できる。