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ソニーパークで過去の自分やチーターと徒競走、「未来の銀座の運動会」

ソニーは、Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)の地下で、12月22日から「#004 未来の銀座の運動会」をスタート。新しい“冬の運動会”として、スクリーンに映し出される過去の記録と徒競走ができる「スポーツタイムマシン」や、人の動きをリアルタイムにセンシングして軌跡を映し出す「モーキャプグラウンド」など、新しいスポーツを楽しみを提案する。無料で参加できる。

会場はGinza Sony Park B2/地下2階、B3/地下3階。開催時間は10時~20時で、2018年12月31日、2019年1月2日、3日は短縮開催(10時~19時)。なお、混雑時は整理券での対応となる。

近年、スポーツにおいてARやリアルタイム分析といった技術が導入されている。YCAM(山口情報芸術センター)は、2015年から「YCAMスポーツ・リサーチ」という研究開発プロジェクトを推進。メディア・テクノロジーが持つ「改変可能性」に着目し、それらを用いた「新しいスポーツ」の作り方/楽しみ方を、外部の団体と協力しながら実践し、そのためのプラットフォームを形成している。

「未来の銀座の運動会」では、国内を4つのエリア(北海道・東北、関東、中部・近畿、中国・四国・九州・沖縄)に分け、参加者の出身地域別の対抗戦で、メディア・テクノロジーを活用した新しい運動会を実施する。

過去に走った記録を影としてスクリーンに映し出し、その影と徒競走できる「スポーツタイムマシン」

「スポーツタイムマシン」は、過去に走った記録を影としてスクリーンに映し出し、その影と徒競走できるスポーツ。自分の記録だけではなく、家族や友達、チーターやカンガルーなどの動物の記録などにも挑戦できる。走った記録は3Dデータとして保存。「未来の誰かがまた挑戦するかもしれない。“記録”を通じて、過去、現在、未来を横断した身体的なコミュニケーションを生み出す新しいスポーツ」だという。

「モーキャプグラウンド」は、自分が「絵筆」になったように、自身の移動の軌跡に色が塗られていくもの。自身の動きにより塗り広げる面積を上手にコントロールし、いくつかの種目に挑戦。会期中に実施するワークショップ「スポーツハッカソン」で生まれたアイデアを、新しい種目として追加予定。

「モーキャプグラウンド」

その「スポーツハッカソン」は、メディア・テクノロジーを駆使して新しいスポーツのアイデアを実現する集中ワークショップ。会場に設置された「モーキャプグラウンド」を使って、みんなで遊びながらスポーツづくりを体験できる。開催日は2019年1月13日を予定。対象年齢は小学4年生以上で、定員は15人程度(先着順)。参加費は無料。参加方法は後日Ginza Sony Park Webサイトで案内する。

他にも、これまでにYCAMが開発したスポーツ器具の展示や、学校教育との連携で生まれたプログラムなど、多様な活動とその背景について紹介するパネルも展示。2015年にYCAMとソニーコンピューターサイエンス研究所の研究員 笠原俊一氏が共同開発した視点交換鬼ごっこ「Parallel Eyes(パラレル・アイズ)」のデモも体験できる。

「Parallel Eyes」のデモ