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ローランド、映像を自動切替、声も変わるネット配信用AVミキサー
2019年1月7日 17:00
ローランドは、ライブやトークイベントのインターネット配信などに利用できる、フルHD映像対応のAVストリーミングミキサー「VR-1HD」を3月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18万円前後(税込)。
「省スペースで映像と音声をコントロールできるAVミキサー」がコンセプトの「VRシリーズ」新モデル。ビデオスイッチャーとオーディオミキサーの各機能を搭載しており、HDMI入力は3系統。アナログ音声(RCA)やマイク入力なども備える。USB端子を備え、接続したパソコンを使って収録やネット配信ができる。
映像や音響を操作するスタッフがいなくても、YouTuberやパーソナリティーなど出演者自身でVR-1HDを操作し、音と映像の演出やライブ配信を行なえるとする。映像入力は最大でフルHD(1,920×1,080ドット)に対応する。
新たに、映像を自動で切り替える「オート・スイッチング機能」を搭載。操作を大幅に省力化しながら出演者自身で魅力的な番組製作ができる。
オート・スイッチング機能は3つのモードがあり、「Voice Follows Audioモード」は最大2チャンネルのマイク入力の音量を検知し、トーク番組などで出演者の声の音量に合わせて映像を自動切り替え可能。出演者が二人で会話している時や、音声入力が無い状態では、ワイドショットのカメラ映像に自動で切り替える。
「Beat Syncモード」では、入力される音声のビートに合わせて効果的にカメラ映像入力を切り替え可能。また、あらかじめ設定した時間に合わせて自動で順次、またはランダムで切り替える「Auto Scanモード」も備える。
また、シーン機能を使い、ボタンひとつでメイン映像に子画面の映像を重ねたり、画面の左右/上下分割をするなど、複数映像を使った演出もできる。
音声機能では、同社のボイストランスフォーマー「VTシリーズ」の技術を用いたボイスチェンジャー機能を備え、リアルタイムで自分の声をロボットボイスや女性の声に変えたり、残響効果もかけられる。また、接続したUSBメモリ内のBGMやジングル、拍手などの効果音をボタンで呼び出すなど、効果音のポン出しにも対応する。
音声入力の有無や音量を検知して、各音声チャンネルを自動で音量調整できる「オート・ミキシング機能」も搭載。音量調節用のフェーダーの上下操作が不要になり、映像のスイッチングや演出に専念できるとする。
電源はACアダプタを使用。外形寸法は314×169×66mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.6kg。
