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ソニー、カメラからスマホへの画像転送アプリ刷新「Imaging Edge Mobile」
2019年1月16日 17:35
ソニーは、同社デジタルカメラ向けのスマホアプリやPC向けアプリ「Imaging Edge」シリーズを大幅強化する。現在展開しているスマホアプリ「PlayMemories Mobile」は終了となり、新アプリ「Imaging Edge Mobile」を3月頃に提供。ファームウェアを5.0(3月予定)にアップデートした「α9」と組み合わせる事で、カメラで撮影しながら、静止画をスマホのアプリへ自動バックグラウンド転送できるようになる。
モバイル機器向けアプリ「Imaging Edge Mobile」
スマホやタブレット向けのアプリで、現在は「PlayMemories Mobile」が展開されているが、「Imaging Edge Mobile」がその後継アプリとなる。3月頃に、無料で提供予定。
スマホやタブレットから、連携したカメラを操作し、リモート撮影が可能。静止画・動画の転送ができるという基本機能はPlayMemories Mobileと同じだが、それらが強化されている。撮影画像への位置情報付与も可能。
静止画の転送では、従来はカメラ側で転送したい写真を選び、スマホへと転送していたが、Imaging Edge Mobileでは撮影しながら、写真の全画像をスマホなどへ自動バックグラウンド転送できるようになり、より気軽にSNS共有が可能という。対応機種は「α9」のソフトウェアアップデート Ver.5.0以降。バックグラウンド転送時は、200万画素の静止画が転送される。
さらに、4K動画の転送も可能。α9のVer.5.0以降と、α7R III/α7 III/α6400/RX10 IV/RX100 VI/RX100 Vで利用可能。
プロ向けモバイルアプリ「Transfer & Tagging add-on」
「Imaging Edge Mobile」のアドオンアプリとして展開し、プロ向けを想定。3月頃に無料で提供予定だが、利用にはユーザー登録が必要。カメラのFTPバックグラウンド転送を使用し、静止画の全画像、または選択した画像を撮影中でもモバイル機器に転送できる。対応機はα9のVer.5.0以降。
転送した画像に、音声やショートカットを用いてタグやキャプションを入力する事も可能。音声を録音するのではなく、音声認識機能を使い、例えば「決勝ゴールの瞬間」など声でテキストを入力できる。ショートカット用の用語をパソコンで作成し、モバイル機器に同期することも可能。効率的に作業して迅速な納品ができるという。
PC向けアプリ「Remote」「Viewer」「Edit」も強化
PC向けに、カメラのリモート操作や、撮影データの確認・選別、画質調整、RAW現像ができるアプリとして「Remote」、「Viewer」、「Edit」が提供されているが、1月頃にこれらのアプリがVer.1.4にアップデートされる。
新たに、インターバル撮影した静止画からのタイムラプス動画生成に対応。RAW静止画の一括現像調整、BGMやテロップの入力、4K動画出力にも対応する。
連続撮影時に、前の画像を半透明化するオーバーレイ機能も備え、前後の画像比較やストップモーション動画の作成も容易にできるという。二つの画像の比較表示、画像の入れ替えや表示位置の同期など、操作性が向上する新ユーザーインターフェイスも採用する。