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鼓膜に近い振動を追求したイヤフォン「KC07」、アルミ筐体で約22,500円

IC-CONNECTは、OSTRYのイヤフォン新製品「KC07」を25日に発売する。同社初のハイブリッドイヤフォンで、価格はオープンプライス、店頭予想価格は22,500円前後。

OSTRYの「KC07」

10mm径のCCAWダイナミック型と、knowles製のユニットを採用したバランスド・アーマチュア(BA)型を搭載したハイブリッド構成。ダイナミック型の振動板には、KC09と同様に生体工学技術を応用し、人間の鼓膜に近い振動を出せるような、厚さ2μの極薄振動板を使っている。これは「EBT」(Eardrum Bionic Technique)という特許技術。

ダイナミック型は低域の伸びを、BAは繊細な音と解像度を活かすようにチューニング。両者の音の繋がりを良くするため、BAの音の出口を工夫することで、ムラのないサウンドを実現したという。これにより「低域の程よい空気感、高域の滑らかさを感じて頂けるような繊細かつメリハリのあるこだわりぬいたサウンドに仕上げた」とする。

ハウジングは、アルミ製特殊合金をCNCで成型したもの。表面にチタンコーティングを施し、強度を高め傷がつきにくくしている。音の出口であるノズル部分にはステンレス素材を使い、強度を高めた。

装着感を高める形状にしているほか、装着した際にハウジング内のドライバーの前後の構造空間をベストな状態になるように設計している。

標準のケーブルは銀メッキ6N単結晶銅線15本と、5NOFC銅線15本、合計30本を縒り合わせたもので、8芯のツイスト編みを採用。OSTRYオリジナルケーブルで、2種類の線材を用いたハイブリッド構成としている。入力端子はステレオミニ。MMCXで着脱でき、別売で4.4mmと2.5mmのバランスケーブルもラインナップする。

日本限定のスペシャルパッケージとして、左右非対称のフェイスプレートには、開発コードである07をイメージしたシンプルなラインアートを施している。イヤフォンケースも、使い勝手の良いIC-CONNECTオリジナルケースに変更。ファブリック生地のハードケースで、中央のウレタン製の円柱は移動させて自由な場所に配置可能。円柱を外せば小型のポータブルプレーヤーを収納する事もできる。

感度は101dB、インピーダンスは18Ω、再生周波数帯域は20~20kHz。