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“鼓膜に近い振動を生む”インナーイヤー型イヤフォン

OSTRYのインナーイヤー型の有線イヤフォン「KC08A」

IC-CONNECTは、OSTRYのインナーイヤー型有線イヤフォン「KC08A」を2月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,000円前後。

エントリーモデルながら、新開発の15.4mm口径第3世代ダイナミックドライバーを採用。「音場が広く艶やかなボーカルが心地よい繊細なサウンド」で、上位機種のKC08Tにも迫るレベルの豊かな音場とバランスの良いサウンドを実現したとのこと。

ドライバーには、同社のKCシリーズに採用されている生体工学技術を応用した人間の鼓膜に近い振動を生み出す厚さ2ミクロンの極薄振動膜 EBT(Eardrum Bionic Technique)を搭載。コイル部にはCCAWを採用したほか、磁石の磁束密度がテスラの強力な磁気回路を備えた。

筐体は外観を踏襲しながらも全体の設計が見直された

筐体はKC08シリーズの外観を踏襲しながらも、全体の設計から見直された。構成パーツを少なくし、筐体全体に金属パーツを使用することで、シンプルかつ耐久度の向上が図られている。

サウンド面での影響は音の抜けなどを改善し、従来の製品より音場を広くすることが可能になったという。シンプルな構造になったことで、低価格化にも貢献。

布製編組チューブ付きのケーブル

ケーブルは従来シリーズ同様に、プラグ部分からスプリッター部分には布製編組チューブを付けて遮蔽(シールド)効果を持たせている。布製シールドはケーブルが絡みにくいため、使いやすさも両立された。

以前のKC08シリーズでユーザーから指摘のあったゴム製ケーブル被膜の劣化についても、耐久度が高く柔らかいTPU素材に変更され、長期間に渡り使用できるよう改善が施されている。

イヤーパッドやケースが付属

全面を覆うイヤーパッドのほかに、シリーズでおなじみのOSTRYオリジナルイヤーパッドが付属する。OSTRYオリジナルのイヤーパッドは高域の減衰が少なくこもりにくい加工が施されており、細かい音の調整が可能という。ファブリック生地で手触りよく、開口時の間口が大きくイヤフォンが出し入れしやすいケースも付属。

再生周波数帯域は20Hz~20kHzで、インピーダンスは40Ω。感度は105dB。ケーブル長は1.2mで、プラグは3.5mmステレオミニ。