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100万円のオーディオ用電源「EVO 3 NOVA」。独自フィルタ搭載で12出力
2019年1月21日 17:39
ナスペックは、英IsoTek(アイソテック)のオーディオ用電源「EVO 3 NOVA」を1月21日に発売する。価格は100万円。出力は12口。
ハイエンドオーディオ機器や映像機器などに給電するためのフィルタリング機能を備えた電源コンディショナー。入力コンセントは3Pの20Aが1系統。出力は3P×12系統で合計最大16A。前段に8口、後段に4口を備える
前段には、IsoTekの代表的なモデルとされるSIGMAS(48万円)と同じ「20A DELTA FILTER」を2基、各コンセントに10AのDELTA FILTERを装備。さらに、新技術「Adaptive Gating」搭載により、SIGMAS以上のフィルタリング効果を発揮するという。
DELTA FILTERは、独自コイルとコンデンサー類を組み合わせ、負荷電流による電圧変動を抑えながら、電源などから混入するディファレンシャルモードやコモンモードのノイズを低減。音の色付けがなく、躍動感も損なわないフィルタリングを実現するという。
後段には、SIGMASなどには無い20A DCD FILTERを2基、各コンセントに20A DELTA FILTERを装備。これまで無かったDCDとDELTAを同時に備えた仕様となっている。
DCD FILTERは高出力型のオーディオに特化して開発されたもので、入力端子と各出力端子間だけでなく、各出力端子全てを絶縁。パワーアンプやプリメインアンプ、パワードスピーカーなど高出力を要求する機器に効果を発揮するという。全12口のコンセントには、搭載したオーディオ製品のトランス鳴きを排除するという新技術「DC RE-BALANCE SYSTEM」も搭載。
NOVAは1台完結型として設計されているため、既存モデルTITANやSUPER TITANが持つAQUARIUSやSIGAMSのアップグレードを可能とするパワコン端子は搭載せず、その分の小型化を実現。「1台で前段、後段それぞれ専用の完璧なフィルタリングを備える世界最高のパッシブ電源コンディショナー」としている。
定格出力電流は、12系統最大16A。外形寸法は438×372×170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16.3kg。
入力用の電源ケーブルは、99.9999%(6N)のSilver-Plated OFCを採用した「EVO3 PREMIER」(通常価格25,000円/1.5m相当)が付属。なお、3月末日までに購入すると、付属ケーブルをSilver-Plated OCC Copper導体の「EVO3 OPTIMUM」(同125,000円/1.5m)に変更するキャンペーンを実施。1.5m以上を希望する場合は0.5mごとに25,000円の追加で受け付ける。