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“ドラクエ”がフル3DCG映画化!「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」8月公開

1986年に第1作が発売されて以来、シリーズ累計の出荷・ダウンロード販売本数が7,800万本を突破している、日本を代表するRPG「ドラゴンクエスト」。そのフル3DCGアニメ映画化が決定した。タイトルは「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」。公開日は8月2日。配給は東宝。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー
(C)2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会 (C)1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

現在までに80を超えるシリーズ作品が発表されているが、“親子三代にわたって魔王を倒す”“結婚相手を選ぶ”など、大河ドラマのような人生を体感できる作品として、発売から25年以上経った今でも人気が高い「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」(1992年発売)を、映画のストーリー原案として採用。

「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「永遠の0」、「STAND BY ME ドラえもん」などを手がける山崎貴氏が、総監督・脚本を担当。ドラゴンクエストシリーズ初のフル3DCGアニメーション映画となる。

監督は、「friends もののけ島のナキ」、「STAND BY ME ドラえもん」の八木竜一氏と、「STAND BY ME ドラえもん」でアートディレクターを担当した花房真氏。そして、ドラゴンクエストの生みの親であるゲームデザイナー・堀井雄二氏が原作・監修を担当。音楽はドラゴンクエスト人気を支えてきたすぎやまこういち氏。

左から山崎貴総監督、ゲームデザイナー・堀井雄二氏

映画化決定の発表に先駆け、堀井氏と山崎総監督の対談も実現。4年前にオファーを受けた時には、ゲームの映画化は無理だと断ったという山崎総監督が、制作側の熱いアプローチに応え3年半前から制作を開始した話や、堀井氏が山崎総監督の過去の作品を観て感動し、山崎総監督率いるチームに制作してもらえると決まって期待が膨らんだ話など、対談は盛り上がったという。

堀井氏は「最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの『ユア・ストーリー』というタイトルにハマっていると思います」とコメント。

山崎総監督は「ドラゴンクエストVの中には人生そのものが描かれています。ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです」と、意気込みを語っている。

【原作・監修:堀井雄二 オフィシャルコメント】

いまから 30 年前に『ドラゴンクエストIII』が社会現象を巻き起こしたとき、漫画化や映画化のお話がいくつか来ましたが、ゲームとしてのお話をそのまま別の形で表現しても面白さに欠けるだろうと思って断ったことがありました。

それから時間が経ち、ゲームの表現も増え、『ドラゴンクエストIV』以降はキャラクターを立てストーリー性をさらに重視したことで気持ちに変化が現れました。作品に対して思い出もいっぱいあるので、追体験が出来る映画化もアリかもしれないと思っていた頃にこのお話が来たのですが、山崎総監督率いるチームの方々に作ってもらえると聞いて凄く期待しました。

最近ラッシュと呼ばれる完成前の映像を視聴しましたが、しっかりとポイントポイントを押さえているし、山崎総監督自身の捉え方もあってすごく見応えのある映画になったと思います。

『ドラゴンクエストV』では、“親子三代にわたって魔王を倒す”ということと“結婚相手を選ぶ”というゲームなのに本気で悩んでもらうという二つを物語の柱にしていました。

一人の人間が子どもから青年へと成長し、そして親となり、自分の子どもが魔王を倒すという人生そのものを描きました。映画とゲームでは違っている部分もあるけれど、それがこの『ユア・ストーリー』というタイトルにハマっていると思います。昔からドラゴンクエストを愛してくれているファンの方にも観てもらいたいですし、まだドラゴンクエストを知らない人にも観てもらってゲームに触れてもらえたら嬉しいですね。

【総監督・脚本:山崎貴 オフィシャルコメント】

4年前に最初にオファーを受けた時は、ゲームと映画は似ているようで実は凄く違うメディアなので、正直無理だと思い断りました。でもちょっといろいろ試しているうちに映画として勝負できる手を思いついて、3年半くらい前から動き始めました。

いつもオリジナルの物語がある作品のCG映画を作る時は“理想的な実写化”を目指しています。今回もしっかりと映画であり、しかもまごう事なきドラゴンクエストであるというところを目指していきたいと思っています。皆さんの中にそれぞれのドラゴンクエストがあると思うので、最適解を見つけだせるよう沢山のドラゴンクエストファンに取材しました。

皆さん凄く真剣に語ってくれるので、それが励みにもなりつつ、こんな熱量の人たちを相手にしなくてはいけないのか……と少し恐ろしくもなりました(笑)。

「ドラゴンクエストV」の中には人生そのものが描かれています。ですから僕はこの作品を青春映画にしたいと思っています。それから是非ドラゴンクエストに触れたことがない人たちにも観てもらいたいです。この映画で「こんなに凄い世界があるんだ!」と感じてもらい、この映画をきっかけにゲームに触れて頂く。そんな“ドラゴンクエストワールドへの入り口”の役目も果たせたら嬉しいです。