LG、横長21:9の曲面34型Nano IPSゲーミング液晶。HDR対応モデル約13万円

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミング液晶ディスプレイ「LG UltraGear」の34型曲面21:9モデル2機種を2月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、HDR10やDisplayHDR 400に対応した「34GK950F-B」が133,000円前後、NVIDIA G-SYNC対応の「34GK950G-B」が164,000円前後。

両機種とも、解像度3,440×1,440ドット/アスペクト比21:9の横長ディスプレイ。Nano IPSテクノロジーを搭載し、DCI-P3比98%、sRGB比135%の色域をカバー。正確な赤を引き出し、画面上の色の濃さと純度を大幅に向上させるという。リフレッシュレートは、34GK950Fが144Hz、34GK950Gが100Hz(オーバークロック120Hz)に対応。

LGハイエンドゲーミングモニターブランド「LG UltraGear」の製品で、表示遅延の抑制や暗いシーンの視認性向上など、ゲーム向け機能を充実させている。

輝度は400cd/m2(34GK950Fはピーク時470cd/m2)、コントラスト比は1,000:1、視野角は上下/左右178度、応答速度は5ms(GtoG)。

HDR10/DisplayHDR 400対応「34GK950F-B」

「34GK950F-B」は、AMD RADEON FreeSync2対応モデル。画面ずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)の制御に加え、HDR対応ゲームをスムーズに表示。トーンマッピングの時間を短縮し、HDR ゲームの入力遅延を大幅に改善するという。対応するAMD製GPUまたはAPUとの組み合わせで利用できる。

HDR10と、VESAが策定したDisplayHDR 400に対応。FreeSync2と合わせて、ゲームや動画を高コントラストな美しい映像で再現可能としている。ゲーミングモードを「HDR効果」に設定すると、SDR映像もHDRのように高コントラストで表示できるという。

ゲーム向け機能は、映像信号を画面に表示するまでのタイムラグを最小限に抑えるDAS(Dynamic Action Sync)モード、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザー、FPS(First Person Shooting)ゲームのプレイ用に、画面中央にクロスヘア(十字マーク) を表示させるモードなどを用意。

目の負担を軽減する「ブルーライト低減モード」や「フリッカーセーフ」も搭載。スタンドは左右20度のスイーベルや、110mmの高さ調整、上5度/下15度のチルトに対応。

HDMI×2と、DisplayPort 1.4×1を装備。ステレオミニのヘッドフォン出力や、USB 3.0(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)も備える。スタンドを含む外形寸法は819×287×463～573mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.3kg。

バンドルソフト「OnScreen Control」を使って、Windows上で明るさやコントラストなど基本的な設定やゲーミングモードの設定が可能。ソフトウェアごとに最適なピクチャーモードの自動的に適用させるMy Application Preset、画面上に表示されているウィンドウを自動的に分割表示させるScreen Splitなどが利用できる。

G-SYNC対応で背面ライト装備の「34GK950G-B」

NVIDIA G-SYNC対応で、グラフィックスカード(GPU)でレンダリングされるフレームをすべて表示。さらにグラフィックスカードのフレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期させてティアリングやスタッタリングを制御。くっきりした映像で滑らかなゲーム映像を実現可能としている。同機能を利用するには、NVIDIA GeForce GTX 650 Ti BOOST以上のカードが必要。

ゲーム向け機能として、DASモード、ブラックスタビライザー、FPSゲーム用のクロスヘア表示などに対応。「ブルーライト低減モード」や「フリッカーセーフ」も利用できる。スタンドは左右20度のスイーベルや、110mmの高さ調整、上5度/下15度のチルトに対応。

背面には、ゲームプレイを盛り上げるというライト「Sphere Lighting」を装備。ライトのカラーは好みに合わせて設定できる。

HDMIと、DisplayPort 1.2を各1系統装備。ステレオミニのヘッドフォン出力や、USB 3.0(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2)も備える。スタンドを含む外形寸法は819×287×463～573mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.9kg。