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PlayStation Vitaが出荷完了。発売から約7年「一定の役割を果たした」

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、携帯ゲーム機「PlayStation Vita」(PS Vita)の国内向け出荷を3月1日をもって完了した。2011年12月17日の発売以降、約7年2カ月での販売終了となる。

PlayStation Vita(PCH-2000シリーズ)

SIEでは、出荷終了の理由について「PS Vitaではユーザーの皆様に様々なゲーム体験を提供してきた。現状、PS4を中心としたビジネスにシフトしており、ポータブルゲーム機として一定の役割を果たした」と説明。現在公表している2012年3月末までの出荷台数は180万台で、PSPなども含めたポータブルゲーム機全体では1,440万台(2012〜2014年度)としている。また、現時点で後継機について公開できる情報はないという。

「出荷完了」とアナウンスされている

PS Vitaは、2011年12月17日に発売。初代PCH-1000シリーズは無線LANモデルに加え、3Gと無線LAN両対応のモデルもラインナップ。5型の有機ELディスプレイを搭載し、携帯ゲーム機ながら、高画質なゲームが楽しめる事が話題となった。

今回、出荷完了とアナウンスされたPCH-2000シリーズは2013年に登場。薄型筐体となり、ディスプレイは有機ELから液晶に変更。通信機能は無線LANのみ。既報の通り、製品情報ページにおいて、「近日出荷完了予定」とアナウンスしていた。

なお、2013年にはPS Vitaのシステムを採用し、PS Vitaやゲームアーカイブスのゲームがテレビで遊べる据え置き型「PlayStation Vita TV」が発売されたが、こちらは2016年2月に出荷完了している。