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DAZN運営のPerformが「DAZN」 に名称統一

スポーツ映像配信サービスのDAZNを運営する英Perform Groupは3日、名称を「DAZN」に統一すると発表した。「さらなる成長を目指した再編成」に伴うもので、メディアパートナーシップ事業を担ってきたPerform Mediaも「DAZN Media」に変更し、新しい組織となる。

英Perform Group(DAZN)は、世界最大級のデジタルスポーツメディア企業。スポーツ映像配信サービスのDAZNのほか、Goal.com、SportingNewsなどの世界的スポーツ専門情報サイト、スポーツ動画広告ネットワークDAZN Playerの運営といった消費者向け事業(BtoC事業)を担う。同社は「引き続きファンに魅力的なスポーツコンテンツを提供するだけでなく、新たなDAZN会員の獲得やDAZNへのトラフィック誘導において、より大きな役割を果たす」としている。

Perform Media(DAZN Media)は、グローバルとローカルにおけるメディアパートナーシップ事業を担い、新しい形のスポンサーシップ並びに広告事業を展開。日本においても様々なコマーシャル事業の展開を、DAZNブランド全体に渡って行なう。

ePlayerは「DAZN Player」に名称を変え、DAZN Mediaの下でBtoCのコミュニケーションを行なう。日本においては、DAZN、ライツホルダー、そしてニュースエージェンシーからセレクトしたプレミアムなスポーツ動画を、提携するウェブメディア各社を通じて提供する動画広告ネットワークで、月間約2,000万人以上のスポーツファンに配信している。

DAZN Mediaでは、新たなコンセプト「DAZN+」を立ち上げ、DAZNが持つGoal.com、SportingNews、DAZN Player、並びにSNSチャンネル、インフルエンサー、アンバサダーなどのリーチを集約し、データを基盤としたファンと多角的に触れ合えるユニークなプラットフォームも展開する。

DAZN Mediaは、DAZNが保有する様々なコンテンツやサービスを融合し、業界トップクラスの画期的な広告パッケージを提供するという。

Perform Contentは従来と同様に、世界各地の大手放送局、デジタル配信業者、スポーツ雑誌に対するスポーツデータ、ニュース、動画の継続的提供など、法人向け事業(BtoB事業)を担う。

今回の再編により、DAZNは引き続き「スポーツの新しい本拠地」として、スポーツファンに多くのコンテンツを届けるとしている。

DAZN Executive Vice President マーティン・ジョーンズ氏

マーティン・ジョーンズ氏 コメント

今回の再編成は私たちにとって新たなターニングポイントと捉えています。私たちのブランド、プロダクト、メディア記事や動画コンテンツを独自のデータインサイトとともに提供することによって、広告主の方々とも共に新しく革新的なかかわりかたをスポーツファンと持てると信じています。これからも私たちは、既定のビジネスの形にはこだわらずブランドを形成し、最新のテクノロジーを駆使したコンテンツに惜しみなく投資し、スポーツファンのみなさまによりスポーツを楽しんでいただけるサービスをお手頃な価格で提供してまいります。
DAZN 日本社長 中村俊氏

中村俊氏 コメント

DAZNは日本のスポーツ視聴を変えることをミッションにしてきましたが、さらなるステージとしてDAZNがスポーツブランドとなりファンとともにスポーツを盛り上げていく立場になってきたと感じています。DAZNに新しい広告形態を取り入れることにより、従来のテレビと同じようなインパクトをデジタル技術を通じて創造できると考えており、広告主の方々に新たな広告のご提案をできると考えています。DAZN+はその新しい広告形態として様々な形でそれぞれのお客様に沿ったコミュニケーションを提供していくことが可能となりました。新しいスポーツ視聴のみならず、企業がお客様と触れあう新しい機会を増やすことにつながればと願っています。