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設備改修不要で新4K8K放送全チャンネル視聴可能。スカパーが夏に専用アダプタ

スカパーJSATは、新4K8K衛星放送のNHK BS8Kを含む全チャンネルを宅内設備の改修不要で観られる専用アダプターを、2019年夏以降に提供開始する。視聴には、新4K8K衛星放送対応テレビが必要。

新4K8K衛星放送を宅内設備改修不要で視聴可能になる専用アダプターを提供

同社はNTT東西のフレッツ・テレビや、それ以外の「光コラボモデル」サービス利用者向けに、地上/BSデジタル放送の光再送信サービスを提供中。ドコモやソフトバンク、家電量販店などとの協力によりコラボルートを拡充したほか、導入マンションの拡販、NTTとの協業による再送信サービスエリア拡大も進めており、'18年度末時点で223万世帯が利用している。

今後の取り組みとして、2019年夏に、宅内設備改修不要で新4K8K衛星放送全チャンネルの視聴を実現予定。新たに提供する専用アダプターは、10×10cm程度のサイズで、コンセント不要で動作。ONUからブースターを介して、家のテレビ端子と新4K8K衛星放送対応テレビの間に同アダプターを接続する。

なお、今秋放送の注目4Kコンテンツとしては、JSPORTS 4Kでラグビーワールドカップ2019 日本大会の全48試合を4K生中継することが決まっている。

スカパーが'18年に行なった8K受信デモ(左から8Kテレビ、左旋用のアダプター、光ONU)。当時の8K試験放送を光回線で再送信していた
4K8K視聴方法の比較。中央が今回の光再送信による方式