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スマホや声で家電を操作できるLED電球「stak」。BTスピーカーなど機能追加も

+Styleは、モジュールの積み重ね(スタック)でLED電球やリモコン、Bluetoothスピーカーなど様々な機能を追加し、スマートフォンから操作できるIoTデバイス「stak」を17日に発売した。オンラインサイト「+Style」での販売価格は、「stak本体・照明モジュールセット」が10,000円(税込)。「stak本体・照明モジュール・リモコンモジュールセット」が12,700円(同)。なお、stak本体の13カ月目以降の利用は月額480円が必要。

stak(右)
左から「stak本体・照明モジュールセット」、「stak本体・照明モジュール・リモコンモジュールセット」

ユーザーが必要な機能を選んで機能を拡充できる、モジュール拡張型のIoTデバイスで、広島県発のスタートアップ企業が国内で企画・製造。stak本体に無線LANやスピーカーを内蔵し、家の電球と差し替えて利用する。LED電球として使える「照明モジュール」や、テレビやエアコンなどの家電を操作できる「リモコンモジュール」を組み合わせ、スマートフォンアプリと連携して使う。

本体とモジュールが7N(ニュートン)の強力な磁石でくっつく機構を採用し、必要なモジュールを簡単に追加できるのが特徴で、モジュールは最大で3つまで接続可能。

stakの利用イメージ
磁石で各種モジュールを取り付ける

stak本体(ST000-001)は“司令塔となる頭脳”で、一般的な電球と同じ、E26ソケットの照明器具へ装着して使う。各種モジュールを取り付けたり、無線LAN経由のアップデートで機能拡張が可能。外形寸法は55×65mm(直径×高さ)、重量は約75g。消費電力は、stak本体と後述のリモコンモジュール、照明モジュールの3つの組み合わせで合計7.3W。

stak本体(ST000-001)

「リモコンモジュール」(ST000-002)は、赤外線リモコン対応のテレビやエアコンをスマートフォンからコントロールできる。プリセットされている機器の機種名を選ぶだけで操作可能になるという。今夏のソフトウェアアップデートにより、GoogleアシスタントとAmazon Alexaによる音声コントロールに対応する予定。

外出先からエアコンをON/OFFする遠隔操作機能や、タイマー機能の無い家電を時間にあわせて操作するタイマー設定機能、スマホの位置情報と連動してテレビやエアコンの電源を自動的にOFFにする消し忘れ防止機能を備える。

リモコンモジュール(ST000-002)

「照明モジュール」(ST000-003)はLEDを採用し、明るさは60W相当。明るさの調整もできる。リモコンモジュールと同様に音声でコントロールできるほか、遠隔操作機能やタイマー設定機能、消し忘れ防止機能も利用可能。

なお、stak本体は今後の機能追加・改善などのアップデートのために、13カ月目以降は月額480円の利用料がかかる。最初の販売価格には、12カ月分の利用料金が含まれる。

照明モジュール(ST000-003)

発売時期は未定だが、スマホの音楽やラジオ音声がワイヤレスで聴けるBluetooth内蔵「スピーカーモジュール」や、外出先から家の中を見守り異変を通知する「カメラモジュール」、照度・温度・湿度・ガスセンサーを内蔵した「センサーモジュール」などを開発予定。


    今後開発予定のモジュール
  • スピーカーモジュール
    Bluetooth内蔵でスマートフォンなどと接続。天井から、広がりのある音で音楽やラジオを再生
  • フレグランスモジュール
    アロマの香りを部屋中に広く拡散
  • カメラモジュール
    外出先から家の中を見守り、異変を感知した場合はスマートフォンに通知
  • センサーモジュール
    照度・温度・湿度・ガスセンサーを内蔵。「温度が〇〇度になったらエアコンをつける」などの設定をアプリで指定可能
  • 虫よけモジュール
    特殊な周波数を発生させ、 害虫を遠ざける