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832万円の超弩級スピーカーケーブル「ドラゴン」他、Audioquest最上位シリーズ
2019年5月24日 12:00
ディーアンドエムホールディングスは、米Audioquestの最上位スピーカーケーブル「Mythical Creature(神話の生き物)」と「Folk Hero(伝説のヒーロー)」2シリーズを5月下旬より発売する。ペアでの価格はFolk Heroの「Robin Hood(ロビンフッド)」が3mで279,000円など。最上位のMythical Creature「Dragon(ドラゴン)」のZERO+BASS BiWireは3mで832万円の超弩級ケーブルとなっている。
ミシカル・クリーチャーには「Dragon」と「Fire Blrd(ファイヤー・バード)」、「Thunder Bird(サンダー・バード)」をラインナップ。フォーク・ヒーローは「William Tell(ウィリアム・テル)」、「Robin Hood」で構成される。
ミシカル・クリーチャーとフォーク・ヒーローに共通する特徴は、1つの製品に、「ZERO」と名付けられた高域用、もしくはフルレンジ用のケーブルと、低域専用の「BASS」というケーブルをラインナップしている事。バイワイヤリング接続する際に、ツイーターにはZEROケーブルを、ウーファーにはBASSケーブルを接続する。ZEROケーブルはフルレンジ(シングル)ケーブルも兼ねている。
ZEROとBASSは個別に販売され、製品グレードの異なるZEROとBASSを組み合わせる事も可能。例えばDragonのZEROと、Thunder BirdのBASSケーブルを組み合わせるといった使い方もできる。また、ZEROとBASSを1本のケーブルのようにまとめた「BiWire」モデルもラインナップする。価格は各製品の項目に記載する。
新シリーズに搭載された「ZEROテクノロジー」は、ケーブル内において、ケーブルのプラスとマイナス導体の絶縁体間に、特性インピーダンスを持たせない技術。これにより相互干渉を排除し、信号の劣化を低減。「コントラストはダイナミックに向上し、トランジェントのレスポンスも更に良くなる」という。
グランド・ノイズ消散技術は、BASSケーブルに採用している。BASSケーブルは、ケーブル内の導線の本数が、プラスとマイナスで異なるのが特徴。マイナスの方が多く、例えばプラスが4本、マイナス側が8本といった具合で、この内4本の両端はアンプとスピーカーに接続する。しかし、残りのマイナスの4本は、スピーカー側にのみ接続し、アンプとは接続されない。この4本の導線を使い、ケーブル内の高周波エネルギーを排除するという。
信号の流れる方向性も考慮し、金属の方向性をあわせることで、ノイズ消散効果を高めている。
ターミナルは、アンプ側がバナナ、マルチスペード、Uスペード、Vスペードから選択可能。スピーカー側はバナナ、マルチスペードから選べる。
ミシカル・クリーチャー「Dragon」
ZEROケーブルの導体は、PSS(パーフェクト・サーフェス・シルバー)×6本、PSC(パーフェクト・サーフェス・カッパー)×2本で構成。BASSケーブルは、PSS×6本、PSC×6本(+4本/-8本)。BASSの導線4本は、スピーカー側のみに接続する。72VDBS(カーボンレベル)を搭載。
3mでの価格は以下の通り。
- ZERO(フルレンジ or 高域用) 4,716,000円
- BASS(低域専用) 3,604,000円
- Dragon ZERO+Thunder Bird BASS Bi-Wire Combinations 5,262,000円
- Dragon ZERO+Fire Bird BASS Bi-Wire Combinations 6,652,000円
- Dragon ZERO+Dragon BASS Bi-Wire Combinations 8,320,000円
ミシカル・クリーチャー「Fire Blrd」
ZEROケーブルの導体は、PSS×4本、PSC×4本。BASSケーブルは、PSS×3本、PSC×9本(+4本/-8本)。BASSの導線4本は、スピーカー側のみに接続する。72VDBS(カーボンレベル)を搭載。
3mでの価格は以下の通り。
- ZERO(フルレンジ or 高域用) 2,492,000円
- BASS(低域専用) 1,936,000円
- Fire Blrd ZERO+Thunder Bird BASS Bi-Wire Combinations 3,038,000円
- Fire Blrd ZERO+Fire Bird BASS Bi-Wire Combinations 4,428,000円
ミシカル・クリーチャー「Thunder Bird」
ZEROケーブルの導体はPSC×8本。BASSケーブルはPSC×9本、LGC(ロング・グレイン・カッパー)×3本(+4本/-8本)。BASSの導線4本は、スピーカー側のみに接続する。72VDBS(カーボンレベル)を搭載。
3mでの価格は以下の通り。
- ZERO(フルレンジ or 高域用) 727,000円
- BASS(低域専用) 546,000円
- Thunder Bird ZERO+Thunder Bird BASS Bi-Wire Combinations 1,272,000円
フォーク・ヒーロー「William Tell」
ZEROケーブルの導体はPSC×6本。BASSケーブルはPSC×6本、LGC(ロング・グレイン・カッパー)×3本(+3本/-6本)。BASSの導線4本は、スピーカー側のみに接続する。
さらにフルレンジでも高域用でも使える、SILVERモデルも用意。SILVERの導体は、PSS×2本、PSC×4本。72VDBS(カーボンレベル)を搭載。
3mでの価格は以下の通り。
- ZERO(フルレンジ or 高域用) 474,000円
- BASS(低域専用) 308,000円
- SILVER(フルレンジ or 高域用) 1,169,000円
- William Tell Bi-Wire Combinations ZERO+BASS BiWire 783,000円
- William Tell Bi-Wire Combinations Silver+BASS BiWire 1,478,000円
フォーク・ヒーロー「Robin Hood」
ZEROケーブルの導体はPSC×4本。BASSケーブルはPSC×6本(+2本/-4本)。BASSの導線4本は、スピーカー側のみに接続する。SILVERはPSS×2、PSC×2。72VDBS(カーボンレベル)を搭載する。
3mでの価格は以下の通り。
- ZERO(フルレンジ or 高域用) 279,000円
- BASS(低域専用) 279,000円
- SILVER(フルレンジ or 高域用) 835,000円
- Robin Hood Bi-Wire Combinations ZERO+BASS BiWire 604,000円
- Robin Hood Bi-Wire Combinations Silver+BASS BiWire 1,114,000円