DJI、ドローンを自律型ロボット化するスーパーコンピューター「MANIFOLD 2」

DJIは、ドローンを自律型ロボットに進化させる搭載型スーパーコンピューター「DJI MANIFOLD 2」を発表した。高い計算性能を活用し、ドローン上で 複雑な画像データを処理、 即座に結果が得られるほか、物体を識別して障害物を避けながら自律飛行するように、 ドローンをプログラムできる。 全国のDJI Enterprise正規代理店で販売を開始している。

「MANIFOLD 2」を搭載したドローンのイメージ

MANIFOLD 2は、最先端のAIモジュールにIntel Core i7-8550U CPU、もしくはNVIDIA Jetson TX2 スーパーコンピューターのいずれかを選択可能。どちらのバージョンも、ドローンのMatrice 210シリーズやMatrice 600シリーズなど、DJIの主要な産業用ドローンと互換性があり、ソフトウェア開発キットを使用し、ドローンの内部システムやセンサーに統合可能。

「MANIFOLD 2」

CPUモデルの場合、自立飛行、リアルタイムデータ分析、ロボットへの応用などが可能。GPUモデルでは、AI、オブジェクト認識、モーション分析、画像処理システムなどに利用できる。

USB、UART、CANポートなどを装備。複数のManifold 2プロセッサーをリンクし、構築することで、特定の分野や産業向けの特別な空撮ロボットへと、ドローンを進化できるという。Manifold 2に様々なアクセサリーを接続することで、ドローンソリューションの機能性拡張も可能。

対応製品は、Matrice 210、 Matrice 600シリーズと、N3フライトコントローラー、A3フライトコントローラー。