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日本初カラーアニメ映画「白蛇伝」4Kリマスターで10月BD化。復刻資料も
2019年6月13日 07:30
日本初のオールカラー長編アニメ映画「白蛇伝」が4KリマスターでBlu-ray BOX化。10月9日に14,800円で発売される(品番:BSTD20269)。初回生産限定。発売元は東映ビデオ。販売元は東映。
1958年(昭和33年)10月に公開された、日本初のオールカラー長編劇場用アニメーション映画。現在の商業アニメーションの起点とされ、興行的に成功しただけでなく、同年度の芸術祭団体奨励賞や、毎日映画コンクール特別賞など国内外の賞を多数受賞し、作品としての評価も高い。
映像は新規4Kマスターを使用し、4:3で1080p収録。本編は79分(予定)。音声はリニアPCMモノラル。映像特典は予告編などを予定している。
BD-BOX化にあたり、35mmオリジナルネガを元素材として東映や国立映画アーカイブなどが復元を行ない、ネガスキャン4Kテレシネでデジタルリマスターを実施。現存するセル画等の関連資料を参照し、公開当時の色彩を可能な限り再現したという。なお、今年のカンヌ国際映画祭の公式部門であるカンヌ・クラシック部門では、この新規4Kマスターによる上映が行なわれた。
封入特典はブックレットのほか、制作時の台本や絵コンテ、パンフレットを縮小サイズで復刻したものを同梱。B2ポスターやカラープレスシートなども復刻して収納BOXに収める予定。
東映ビデオでは「アニメーション制作の歴史を変えたという歴史的な重要性もさることながら、今見ても色褪せない驚きのアニメーション表現を堪能できる」としている。
ストーリー
中国に古くから伝わる「白蛇伝」は、白ヘビの化身である白娘(パイニャン)と、その恋人・許仙(シュウセン)との美しい愛の物語。
この民話をもとに、青魚の精・少青(シャオチン)や、許仙の仲良しパンダと猫熊ミミィ、白娘と許仙の仲を裂こうとする高僧法海らが登場し、美しい音楽と豊かな色彩で綴った豪華巨編。