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Unique Melody「MAVERICK III」、qdcから日本市場向け限定生産の「SEシリーズ」

国内最大級のイヤフォン&ヘッドフォン体感イベント「ポタフェス SPRING/SUMMER TOUR 2019 東京・秋葉原(通称:ポタフェス)」が7月13日、14日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催。入場は無料。ここではミックスウェーブブースを紹介する。

qdcの新イヤフォン、右から「10SE」、「8SE」、「6SE」。このSEシリーズ(Special Editionシリーズ)は、日本市場向けに限定生産されるモデル

ブースでは、64 AUDIO、ALO audio、Beat Audio、Campfire Audio、FAudio、qdc、Unique Melodyの商品を出展している。

Unique Melodyの目玉は、カスタムの「MAVERICK III」。7月発売予定で、価格は未定。ハイブリッド型で、6ドライバーを搭載。構成はLow×1、Low/Mid×1、Mid×1、High×2 + 1(Custom Semi-open BA For T.F.A.T)。

Unique Melody「MAVERICK III」

64 AUDIOからは、発売日や価格は未定のプロトタイプモデルが登場した。

64 AUDIOのプロトタイプイヤフォン

qdcからは、7月18日に発売する新イヤフォン「10SE」、「8SE」、「6SE」が登場。このSEシリーズ(Special Editionシリーズ)は、日本市場向けに限定生産されるモデル。

10SEは、計10基のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーを搭載するハイエンドで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は232,460円前後、「8SE」は169,920円前後、「6SE」は130,300円前後。

「10SE」

10SEは10基のBAを搭載。Low×4、Mid×2、Mid/High×2、High×2構成で、再生周波数特性は10Hz~20kHz。感度は112dB。インピーダンスは15Ω。純正ケーブルとして、8導体仕様のプレミアムイヤホンケーブルが付属。純銅、純銀、2種類の導体が使われており、qdcが扱う純正イヤホンケーブルの中でも高品質なアップグレードケーブルと位置づけられている。

「8SE」

「8SE」は、レコーディングエンジニアやライブコンサートのプロデューサーなどが、プロの現場で使用することを目的に開発された業務用リファレンス・インイヤーモニター。

中国のサウンドエンジニア、Luo Chen氏の協力の元、サウンド設計を一から行なったという。8BA構成で、内訳はLow-Mid/Low×2、Mid×2、Mid/High-High×4。再生周波数特性は20Hz~20kHz。感度は112dB。インピーダンスは22Ω。

「6SE」

「6SE」は、6基のBAを搭載。「日本人が好みやすい、バランスのとれたサウンドをベースに、少しだけ低域に厚みを持たせた、聴きごたえのあるサウンドチューニング」になっているという。内訳はLow×2、Mid×2、High×2。再生周波数特性は10Hz~20kHz。感度は106dB。インピーダンスは29Ω。

純正ケーブルは、高品質な高純度銀メッキ銅導体。長さは約122cm。着脱可能で、端子はqdc独自の2pin端子。入力は3.5mmのステレオミニ。キャリングケースには鮮やかなオレンジカラーのオリジナルレザーケースが付属する。

「Fusion」

「Fusion」は10月発売予定で、価格は106,000円前後の予定。ハイブリッドの5ドライバー構成。内訳は、ダイナミックのLow×1、BAのMid/High×4。

FAudio

FAudioからは「PROJECT Y」と呼ばれる試作イヤフォンが出展。発売時期や価格は未定。“X”“Y”“Z”と、3個の試作イヤフォンがあり、その中でも、完成度が高く、音質を高めた“Y”が製品化に近い位置につけているという。製品化する際も、名前は「PROJECT Y」のままで発売する可能性が高いという。

また、完成したダイナミック型イヤフォン「Minor」(マイナー)のサウンドもチェックできる。

「PROJECT Y」と呼ばれるFAudioの試作イヤフォン
ダイナミック型イヤフォン「Minor」

Campfire Audioは、発売がスタートしたばかりのイヤフォン新製品を出展。「IO」は33,900円で6月27日から発売。アルミニウム筐体で、BA×2ドライバー構成。ケーブルはNew Smokey Jacket Silver Plated Litz Cable。

「POLARIS II」も6月27日発売で、59,600円。アルミ筐体のハイブリッド型で、2ドライバー構成。New Smokey Jacket Silver Plated Litz Cableを同梱。

「ANDROMEDA」のマイナーチェンジモデルは6月21日から発売中、129,300円。アルミ筐体で、BA×5ドライバー。こちらもNew Smokey Jacket Silver Plated Litz Cableを同梱する。

左から「IO」、「POLARIS II」

Beat Audioからは、「Signal MKII」というケーブルが登場。発売時期や価格は未定。

「Vermilion MKII」は7月発売予定。2タイプあり、店頭予想価格は4導体タイプが49,800円前後、8導体タイプが72,500円前後。高純度単結晶銅を採用。螺旋構造の新しいケーブルデザインを採用している。

Beat Audio「Signal MKII」
「Vermilion MKII」

また、Beat Audioはイヤフォン+ケーブルの収納ケースも新たに開発中。同社イヤフォンケーブルの上位モデル向けの付属品として検討しているもので、マイクをイメージしたという蓋の形状や、エレガントなデザインが特徴だ。