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「ジャパネットたかた」のジャパネットBS放送参入。アニメやスポーツ関連番組も

テレビショッピングの「ジャパネットたかた」を子会社に持つジャパネットホールディングスは10日、グループ会社のジャパネットメディアクリエーションが、BS放送への新規参入4チャンネルの1つに認定された事を受け、「BS Japanet Next(仮称)」チャンネルにおいて、「通販事業とスポーツ・地域創生事業の相乗効果で、『買って楽しむ』をよりリアルに体験できる環境を生み出す」との目標を掲げた。

既報の通り総務省は、BS放送への参入を申請した9者のうち、4者(HDTV)の申請を認定。「よしもとチャンネル(仮称)」、「BS Japanet Next」、「BS松竹東急(仮称)」、「ディズニー・チャンネル」の4つが加わり、2021年末ごろまでの開始が見込まれている。

ジャパネットホールディングス代表取締役社長 兼 CEOの高田旭人氏は、業務認定の連絡を受け「BS放送局を運営する責任の重さを改めて感じている」とコメント。通信販売の全国展開で成長してきたが、「通信販売事業の拡大の中で、弊社の存在価値は、『こだわり選び抜いた商品やサービスを、徹底的に磨き上げ、世の中に伝えていくこと』だと確信している。また、今年から通信販売事業に並ぶ2つ目の柱として取り組んでいるスポーツ・地域創生事業についても、地域の素晴らしさを磨き、伝えてきたいと」という。

「BS Japanet Next(仮称)」では、「世の中に埋もれた素晴らしいモノ・コト・サービス・考え方・エンターテインメントを選び抜いて紹介し、世の中のあらゆる素晴らしいモノを“つなぎ”、生活の変化を通して、“ワクワク”を広げていくチャンネルになることを予定している。見て楽しいコンテンツに加え、オリジナルスマホアプリを連動させることで、番組の中で見つけたモノ、興味を持ったモノなどを手軽に購入でき、見るだけではない“つながる”テレビの制作・編成を目指す。通販事業とスポーツ・地域創生事業の相乗効果で、「買って楽しむ」をよりリアルに体験できる環境を生み出すことで、社会課題の解決を目指す」と掲げている。

番組のイメージとして、「地域創生」ではご当地グルメなど、知られざるご当地の魅力を紹介。「スポーツ・エンタメ」では、地域のスポーツ応援番組や、ネットのスターをテレビに出演させる特別オーディション番組などを予定。チケットやユニフォームなどを紹介・販売する。

世代を問わず楽しめるアニメ、若手クリエイターの作品発掘番組なども予定。グッズや衣装などを紹介・販売する。他にも、健康・趣味・教養、クルーズ紀行紹介番組なども予定されている。