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クラリオン、操作性向上した「Quad View」カーナビ。声で自宅の家電操作

クラリオンは、カーナビ「Quad View」(クワッドビュー)ナビの新製品として、9型ディスプレイの「NXV997D」と、8型「NXV897D」を10月上旬に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は9型モデルが17万円前後、8型が14万円前後。どちらも地上デジタル放送チューナー、DVD、SDカードスロットを備えている。

9型ディスプレイの「NXV997D」

共通の特徴として、ナビゲーション、オーディオ、ツール、アプリケーションの4つのエリアを一画面に表示し、シーンに合わせた切り替えや、ドラッグ操作で各エリアの位置を上下・左右・斜めと好みに応じ入れ替えができる「Quad View」機能の操作性を向上。

頻繁に使う機能をアプリエリアにアイコンで表示できる「ショートカット」機能を追加した。あらかじめ自宅を登録すると、「自宅へ戻る」アイコンを押すだけでルート探索ができる。

8型「NXV897D」

また、目的地検索の「登録地」表示や、「ナビルートメニュー」表示、音量の「MUTE」なども簡単に操作できる。

メニュー画面などをカスタマイズも可能。「デザインテーマ」機能で、夜景の雰囲気をイメージした黒基調の画面に変更可能。

ナビから音声で自宅の家電を操作できる。クラウド情報ネットワークサービス「Smart Access(スマートアクセス)」の音声操作機能「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」と、別売のスマートリモコン「Nature Remo(ネイチャーリモ)」の連携により、ナビへの音声指示で、自宅のエアコンを操作し、室内を快適な温度に設定できる。

現時点ではエアコンのみに対応。利用には、Bluetooth対応スマートフォンとスマートフォンアプリ「Smart Access 4Car」、「Nature Remo」または「Nature Remo mini」が必要。

ディスプレイ解像度は1,280×720ドット。24bit/1,677万色のフルカラー表示で、地デジや動画を美しく、地図もくっきりと表示できるという。

スマートフォンのGoogle Maps Platformを活用し、目的地を検索。目的地周辺の駐車場も簡単に検索でき、満空情報も確認可能。検索した目的地は自動的にナビに引き継がれ、乗車後に即ルート案内を開始するため、ナビの操作は不要。駐車場到着後は目的地までの徒歩ルートをスマホ上に表示できる。

SD/SDHC/SDXCメモリーカードや、USBメモリーに保存したハイレゾ音源や、動画の再生、iPod/iPhoneなどからの再生も可能。前後左右の座席にボーカルの定位を調整できる「ボーカルイメージコントロール」、圧縮データの高音域を再生する「サウンドリストアラー」などを集約した「IntelligentTune(インテリジェントチューン)」も搭載する。

音源からスピーカーまでの完全デジタル伝送を実現する「フルデジタルサウンドシステム」に対応。音響調整や入力ソースの選択などをナビのボタンや画面上から操作できる。

前席では音楽を聴き、後席ではDVDを鑑賞するなど、前席と後席で異なるソースが楽しめる。後席でDVDなどの映像ソースを再生する場合、HDMI入力対応のリアモニターや接続ケーブルなどが必要。